第9話

End . 壊れた結末 。
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2025/10/06 03:00 更新
ヒョンの笑みは、確かに俺だけに向けられていた。
それなのに、胸の奥は満たされるどころかざわめき続ける。
もっと、もっと深く欲しい。
俺だけを見て、俺だけにすがって、俺なしでは息もできないほどに
🐱 ⸝⸝
ひょん、俺のものだよね?
問いかけに、ジウンは頷いた。
でもその頷きは、どこか弱々しく、諦めに近かった。

胸が痛んだ。
それは欲しかった答えのはずなのに、なぜか違う。
俺の病は彼を縛ったけれど、同時に彼の心まで壊してしまった。

ジウンの目は俺を見ているようで、もう遠くを見ていた。
🐈‍⬛ ⸝⸝
りき、もう、疲れた…、
その一言が、刃のように突き刺さる。

俺は抱きしめた。
強く、強く、もう逃げられないように。
でも腕の中の温もりは次第に冷たくなっていく。

勝ったはずなのに、何も残らなかった。
病は相手を縛りつけると同時に、自分自身も蝕んでいた。
🐱 ⸝⸝
ひょ…ん…?
目を開けると、そこは暗い寮の自室。
聞こえるのは時計の針の音だけ。

夢だった。

震える手を顔にあてると、そこにはまだ涙の跡が残っていた。
心臓は早鐘を打ち、ヒョンの名前を呼んだ喉は焼けるように痛い。

夢の中で何度も確かめた温度も、声も、全て幻。
あれは、ただのぼくの願いが作り出した夢だった。
🐱 ⸝⸝
夢でいいから、もう一回だけ、…っ
そう呟いて目を閉じたけど、二度とあの続きを見ることはなかった。

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