rinu side
俺はここに来る前、
お金持ちの家庭に生まれた
兄も姉も優秀で
父親も母親も難関大学を出ている人だった
だから俺は昔から期待され続けていた
、、だけれどその期待はすぐに砕け散ることになる
そのきっかけの事件は俺が生まれて半年のこと
急に両親の会社が倒産したんだ
そのせいで俺の家庭の家計は一気に火の車
暮らす事さえも出来ない
兄も姉も学校を退学することになった
そしてそんな生活に耐えられなくなった家族のイライラが向いた先、、それが俺だった
俺が生まれたから、俺がここにいるから、
俺がこの家の家族として生まれてきたから、、会社は倒産したんだって
本当は親がしていた大きな隠蔽がバレて倒産したのに
、、それなのに俺は家族に「呪いの子」といわれ続けた
ただ、当時の俺は呪いの子の意味が分からず、家族に避けられたり、嫌なことをされるから俺はなにか悪いことしたんだって子供ながらに理解した
そしてそんなある日、
俺は家族の全員の賛成を得て、"人身売買"されることになった
当時の俺はよく分かっていなくて
呪いの子と言われてきたのに急にどこかへ出掛ける、と言われたから俺は許されたんだって、ワクワクで着いていった
、、でも連れてこられたのはここの実験場で、俺はそこで飲み物を飲まされた
ゴクッ
それからすぐに強い眠気が俺を襲った
その後目が覚めたら俺は実験台に拘束されていた
最初は抵抗してた
だけど、俺は昔から頭や体の発達がよく、実験が成功しやすかったようで、何度も実験されていくうちに俺は抵抗は無駄なものだと理解して
抵抗はしなくなっていた
俺はあいつらからしたらただの道具に過ぎない
ただの奴隷でしかない
なでなでされたことはある、
ハグをされたことだってある
だけどそれは、、俺が望んでる優しいなでなでじゃなかった
ただ俺を性的に見ている奴らがしてくるなでなでやハグなんて、ただの気持ち悪いものにしかならなかった
毎日夜に呼び出されては
犯されて、体に跡をつけられて、、
人によっては殴ってくるやつだっていた
でも抵抗したらもっとひどいことされるって分かってた
だから俺は大人しく実験も、性的行為にも耐えて、、
夜中に泣く、これが俺のサイクルだった
、、生きる理由なんて分からない
俺が生まれて来た理由も分からない
俺は、生まれてはいけない、呪いの子だから、、
root side
僕はその話を聞いて酷い、ただそれだけを思った
そして僕はただ無言で抱きついた
数分後
社長室へ
、、やっぱまだ、子供なんですね
可愛い
、、ってあれ、?
僕、今この子のこと、無意識で、、呼び捨てにして、、
、、でもなんかしっくりくる、ような、、
僕が夢の中でこの子のようなこを呼ぶみたいに、、
rinu side
、、莉犬、、
はじめてこうやってこの人から呼ばれたはずなのに、、
なんで懐かしく感じるんだろう、、
、、あの夢で、俺がこの人みたいな人を呼ぶように、、
、、なんか関係、あるのかな、?
next ななジェル












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!