第41話

第3章 10話
200
2023/07/10 06:59
(なまえ)
あなた
…なんで。
私は、小さい頃はなにも力がなかった。
ある事件で力が手に入った。

私は「神」になったんだ。
お兄様達が教えてくれた。

「名桜は神様だね!だって、神様も最初は何もできなかったんだって、こんな残酷な世界を変えたいって思っていたら力が手に入って今じゃこの世界の頂点になったんだ。名桜も俺らを助けようとしたでしょ?神様は世界を助けたかった。…一緒じゃない?」

「神」
なんでもできる。世界の頂点。
そんなイメージがあればいい。

神様はなんでもできるんだから、私もなんでもできる。
てことは、時間も戻せる。
なんでもできるんだから。
だから戻した。
記憶も消した。
神様だからこんなことは容易いよ。
でもね、ものすごく疲れるんだ。
呪霊を消そうなんて、願わないけどね。

それは、人間を消すと一緒だからね。
(なまえ)
あなた
…らっだぁも、神様…?(ぼそっ
らっだぁ
…?まぁ、大丈夫。
らっだぁ
もう、死なないから。
見たことがあった。
その瞳は、
お兄様…お兄ちゃん達と一緒で。
呪われていたよ。
わたしと一緒
いつかは、尊い犠牲としてしぬんだ。
ぺいんと
ど、どういうこと…?
(なまえ)
あなた
うん、らっだぁはその百鬼夜行で死ぬ。
(なまえ)
あなた
真人っていう、呪いの塊によってね。
(なまえ)
あなた
…夏油、覚えてるよね
金豚きょー
!…あぁ
(なまえ)
あなた
…きょーさんは一番仲が良かったから辛いと思うけど…
(なまえ)
あなた
夏油は生きてる、いや、夏油の中に加茂憲倫、“史上最悪の術師“がいるんだ
みんな
ーッは?
(なまえ)
あなた
…あいつ、夏油の術式を使いこなしている。…殺すのは難しいかもね。
みんな
(なまえ)
あなた
ぺいんと、他の日常家にも伝えて欲しい。
…百鬼夜行は俺らで非術師を全力で守る。
ぺいんと
(なまえ)
あなた
あいつの、好きなようにはさせない!!
(なまえ)
あなた
…ぺいんと
ぺいんと
はい?
(なまえ)
あなた
…お前は、非術師を守りたいと思うか?
ぺいんと
…まぁ、そうですね、いないと困りますし…でも
(なまえ)
あなた
でも?
ぺいんと
少し関係ないかもしれませんが、怖いことが一つあります。
ぺいんと
…俺たち術師と非術師は脳から違います。
そして呪力はエネルギーになる…
(なまえ)
あなた
!!
ぺいんと
俺らを使ってエネルギーを無限…とは行かないとは思いますけど…
ぺいんと
エネルギーを取り出して…って
(なまえ)
あなた
…確かになぁ
…憲倫なら考えそうだな、ははっ…
(なまえ)
あなた
…まぁ、いつかは術師狩りが行われるだろうね
ぺいんと
…そうですね

プリ小説オーディオドラマ