第10話

愛され極道と数回の人生⑤
298
2025/06/29 00:56 更新
??side
あー、次は何だよ。
そうー!ご飯やでー!
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
は、はーい
また大阪か。俺は大阪に縛られてんのか(?)
あれ?また赤ん坊からかと思ったら5歳から?
……めんどくなったっしょ?
甘えび🍤
甘えび🍤
その通り
よっしゃ、8歳パーリナイ☆
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
はぁ……俺今すっっっっっごい公園行きたい
子供って公園好きだよな、なんでだ?
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
俺なんて公園はエナドリ飲ん飲みながら書類を確認する場所としか認識してねぇのに()
……………公園、行くか
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
……………たのしそぉー……
子供って、すげぇね。
すると、公園で声が聞こえた。
いや、そりゃ人がいるので聞こえるのは当然だが、内容がおかしかった。
男の子1
コイツ顔に変な痣あるで!
男の子2
友達ならんとこ
男の子1
みんなあっちでサッカーしようや!
??
なんや……そんなん関係ないやん!俺もいれてぇな




_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
はぁ……
玄弥の件いい、なんで差別ってあんのかねぇ。
俺は少年に話しかけてみることにした。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
なぁそこの少年
??
……なんや
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
あんなカスみたいなガキは放っておいてさ、俺と遊ばない?
それがクソガキ達の耳に届いたのか、回れ右して向かってきた。
男の子2
おい!誰がカスや!
男の子1
そいつの痣が気持ち悪いんじゃ!
おぉ、暴言を子供っぽくしてみたら見事食いついてくれた。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
あれあれ?俺は何もお前らのことをカスって言ってないぞー?ってことは自覚アリってことー!?
男の子1
なっ……
俺はクソガキ達のもとへ行き、耳元に顔を持っていった。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
あんまり調子のんなよ、クソガキ共
男の子2
ヒッ
男の子1
あ、あ、す、すみませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!!!
クソガキ共は一目散に逃げていった。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
やーいやーい、いくじなしぃー






_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
よし、邪魔も消えたことだし俺と遊ぼう!
??
…………すごい
俺は少年の顔を見る。左眼付近を覆うような痣。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
じーっ
俺はこれをどうこう言う奴ではない。
ただ……
??
……な、なんや……
少年が困惑と恐怖の混ざった顔をしたその時、
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
整ってんなぁ……
と思わずもらしてしまった。
??
………へ?
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
ん?…………あっ、ご、ごめん!その、なんか、えーっと、初見からめちゃくちゃ顔整ってんなって……あっ気にしないで!?
??
…………いや、ええけど……
ごめんよ少年。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
あ、名前聞いていいか?俺は馬渕蒼
室屋柊斗
室屋柊斗……
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
よろしくな、柊斗!
やばい……玄弥とは違う系統のイケメンと友達になってしまった。
俺イケメン運強いなぁー((
柊斗と友達になってから、俺らは毎日遊んだ。
そして柊斗が9歳になった時、柊斗は俺にこう言った。
室屋柊斗
なぁ蒼。俺な……弟できてん
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
おぉ!マジか!おめでとう!
新たな生命の誕生。それは素晴らしいな。
だが、柊斗は嬉しそうではなかった。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
………何か、あったか?
室屋柊斗
………オトンとオカンが、弟の顔は綺麗で、チューしたくなる顔やって……
お前のような可愛いイケメンがチューって言うのか。破壊力すごいな。
ってそうじゃなくて((
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
…………そうか……
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
ところでさ、お前ってホントに自由か?
室屋柊斗
………はっ……?
俺がワケわからんことを言ったから、柊斗はフリーズした。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
俺には縛られてるようにしか見えねぇんだよなぁ
室屋柊斗
………ど、どういうことや?
あー、ここからは難しいなぁ。子供に説明すんの。
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
んー、要は……気の持ちよう……ってことかな
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
お前、自分の顔の痣嫌いか?
室屋柊斗
嫌いに決まっとるやろ、コレがあるせいで俺は……
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
それそれ!それだって
室屋柊斗
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
自分の持ち物を嫌いになってどうすんだよ、それってお前の個性じゃん?それを見たら、俺は一目で「あ、柊斗だ」って分かる
室屋柊斗
…………!
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
それにな?
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
生まれつき痣があるってことは、前世に想い人を守って死んだ証と言われてんだ。きっと柊斗は、前世誰かを護って死んだヒーローなんだよな
室屋柊斗
……なんやそれ、そんな都市伝説ほんとにあんのかいな
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
ある、ないの問題じゃなくて、信じるかどうか。俺は信じる
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
お前はどうする?俺と一緒に信じてみるか、信じずにずっとソレに縛られ続けるか
室屋柊斗
…………信じてみたい
_馬渕 蒼@まぶち そう_
馬渕 蒼まぶち そう
よし、じゃあ決まりだな!
俺は座っている柊斗の目の前に立って手を差し伸べた。
それに柊斗が笑顔で返事し、手を重ねた。
室屋柊斗
………うん!

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