慎side
北人が襲われてから3日
本人は回復して、学校に来れるようになった
でも、ふとした時に思い詰めた表情になる
そりゃそうだよな…
好きでもない人にいきなり襲われるなんて…
そう考えると壱馬さんはもっと辛かっただろうな…
自分が信頼してた友人から突然襲われて…
しかも、最後まで…
でも、なんだろう、この違和感…
もっと複雑なことが起きてる気がするんだけど
だって、おかしいじゃん
犯人がみんな倒れてるなんて…
岩さんに聞いても、教えてくれないし…
なんなら臣さんに聞いた時には…
「今さら、もう遅いんだよ…」って言われたし…
何が起きてるのかわからないけど
とりあえず俺にできるのは北人のケアだけ
あぁ、そうだ、これ北人に返さないと…
それは…
ブレザーのボタン
学校の制服、高いから買い直しになっちゃうから返そうと思ってたのに、忘れてた
返して直してやるか…
ピリリリ
「北人?」
北人「うん
慎、ごはん買いにコンビニ行かない?」
「いいよ、じゃあ18:00に一階集合で」
北人「やった、ありがとう笑」
「うん、じゃあ切るよ」
ピッ
あっ、そういえばさっきの壱馬さんの電話、
誰からだったんだろ…












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!