第9話

脅迫罪
222
2025/12/05 07:17 更新
(なまえ)
あなた
だーかーら!違うんだって!
茜
なにも違わないよ
私達は今日もまた、喧嘩をしている
そこへ
輝
柚木さん、いる?
(なまえ)
あなた
げっ!また来た!
私はクルリと体の向きを変え、教室を飛び出す
2分ほど走り、校舎裏の裏庭に出る
(なまえ)
あなた
っはぁ…はぁ…
輝
疲れるのが早いね
(なまえ)
あなた
じ、地獄の体力…
輝
じゃあ、改めて…
(なまえ)
あなた
イヤです
私はのけ反りながらバツを作る
(なまえ)
あなた
勧誘はお断りです
輝
ふぅん…
この笑顔は
(なまえ)
あなた
また脅すんですか…
輝
さあ、どうかな?
(なまえ)
あなた
お兄ちゃんには何もしないでくださいね
輝
…保証はできないね
…この人やっぱり嫌い
輝
生徒会に入ってくれたら…まあ、善処はするけど…
(なまえ)
あなた
入ってくれないなら祓う、と?
輝
…かもね
(なまえ)
あなた
先輩、それ…
私は源先輩を見つめ、
(なまえ)
あなた
脅迫罪、ですよ
と言う
輝
そんな大袈裟な
(なまえ)
あなた
違法は違法です
後ろに下がりながら話をするが、開けた距離も、すぐにジリジリと詰められる
気づいた時には、壁に追いやられていた
輝
どうする、柚木さん?(圧)
私を逃がすまいとするように、両手を壁につく源先輩
校舎裏だから、誰にも何も言われない
助けも来ない
輝
どうする?
(なまえ)
あなた
ひぃっ…
ホントにやばい
私はぎゅっと目を瞑る
(なまえ)
あなた
(お兄ちゃん、助けて…)
心の中でそう祈ったとき
花子くん
花子くん
行け、白杖代!
お兄ちゃんの声が響いた
(なまえ)
あなた
お兄ちゃん!
花子くん
花子くん
いじめるなって言ったよねぇ?
輝
来たか、七不思議
源先輩は刀を抜く
でも、今の先輩に勝ち目はほとんどない
なぜならお兄ちゃんは、私のことになると暴走するからだ
私はそっとその場を離れる






源先輩は、お兄ちゃんに殺られる寸前で、チャイムによって助けられたそうだ
2限目は公民(?)の授業だった(高校生ってなにするの…?)
その間、私と茜くんはというと
茜
『あれはエロガキでしょ』
(なまえ)
あなた
『違うってば。日本語わかる?』
茜
『は?わかるよ』
(なまえ)
あなた
『わかってないじゃん』
茜
『バカにしてんの?』
(なまえ)
あなた
『事実を突きつけてるだけ』
…いつものような会話を、お互いのノートの上で繰り広げていた
先生
じゃあここの問題を…柚木さん
突然私の名前を呼ばれる
茜
『わかんないでしょ。ざまあみろ』
(なまえ)
あなた
日本国憲法の前文です
私はすまし顔でサラリと答える
先生
正解だ。では次…
私は椅子に座る
横を見ると、茜くんが呆然とした顔をしていた
(なまえ)
あなた
『わかるもんね』
という文と共に、舌を出す
(なまえ)
あなた
『私、先生の話聞きながら会話してるから』
茜
『あ、そう』
(なまえ)
あなた
『悔しいんでしょ〜』
私は薄く返された言葉に、煽るような言葉で返す
茜
『悔しくないよ』
(なまえ)
あなた
『じゃあ、日本国憲法第9条は?』
私は聞いてたらわかるよね?という意味をこめて、茜くんを見る
茜
『天皇は…』
(なまえ)
あなた
『はいちがーう』
茜
『答えは?』
(なまえ)
あなた
『戦争放棄』
(なまえ)
あなた
『戦争しないっていう法律ね』
茜
『あ、そう』
(なまえ)
あなた
『悔しいんだ〜』
私は茜くんにニヤリと笑いかける

この後、茜くんに怒られました笑
ぷりん
ぷりん
こんちくはー
ぷりん
ぷりん
高校生の授業がわからない、現役中学生ことぷりんでーす
花子くん
花子くん
前置きが長いね
(なまえ)
あなた
やっぱりあの人嫌い…(泣)
花子くん
花子くん
大丈夫!潰し(かけ)たから!
ぷりん
ぷりん
なんも大丈夫じゃないからそれ笑
ぷりん
ぷりん
じゃあ、バイバーイ

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