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第4話

4.
132
2025/05/05 17:13 更新
羞恥心で精神的に死んでいながら、オンボロ寮までリリア先輩に運ばれる。
リリア
ほれ、着いたぞ
あなた
ありがとうございます…
申し訳ない、本当に。何回も助けてもらっちゃって。
リリア
くふ、そんな顔をするでない。わしがしたくて世話を焼いておるんじゃ。気を追う必要などないぞ。
思ってることバレた。
あなた
申し訳ないです…せめてお礼を…
リリア
よいよい。お礼ならさっき貰ったではないか。
それに、「ありがとう」でいいんじゃよ。
あなた
…ありがとうございます。
リリア
うむ、良い子じゃな。
そう言って、優しく頭を撫でたリリア先輩。
ねぇ、やめてよ。好きになっちゃうじゃん。
優しくしないでよ…
勘違いしちゃうじゃん…
リリア
ゆっくり休むんじゃぞ?良いな。
あなた
はい…
あなた
う”ぅ…しんどい…
エース
なぁに、どしたん?
グリム
腹減ったのか?
デュース
具合が悪いのか?
あなた
そんなんじゃないって…
オンボロ寮の談話室で勉強会をしているがなかなか集中できない。
エース
ちっと休憩すっか
グリム
やったー!俺様食いもん持ってくるんだぞ!おい、デュース一緒に来い!
デュース
ちょっと待て、グリム!
そう言ってグリムとデュースがキッチンに走っていった。
エース
でぇ?何があったわけ?
話そうと思って口を開くけど、ためらって声が出ない。
エース
無理に話さんくてもいいけど、そっちのほうが後々辛いんじゃねぇの?
あなた
……実はさ…
エース
ふーん…そーなんだ…
あなた
だからぁ、結構辛いのぉ…
あなた
リリア先輩妖精だし、なんかよくわかんないけど無駄に貫禄あって大人っぽいから絶対釣り合わないし
エース
あーなんかわかる。けどさ、そんなのわかんなくね?種族ちがくても関係ないし、釣り合わないかなんて付き合ってみないとわかんねぇじゃん。
あなた
…確かにそうだけどさ…
エース
あぁもう、もどかしいなぁ!
俺がお前のキューピッドになってやる!
あなた
は…?
エース
いいか?俺がお前のキューピッドになってリリア先輩とあなたの下の名前(カタカナ)をくっつけんの!
あなた
い、いや…自分リリア先輩のこと好きっていうか…
エース
お前の話聞くと、もうそれ恋してんだって!鈍感だなまじで!
認めたくなかった。
墓場まで持ってくつもりだった。
こんな気持ちに気づきたくなかった。
でも、
あなた
…いいのかな…好きになっても…?
エース
いいんだよ。好きになって。
エース
それ伝えなきゃ。あの人に。
あなた
うん、ありがと…

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