第4話

chapter4
872
2023/06/18 09:42






syp.side_





















chi
ショッピぃー!!おっはよおーー…って…
chi
…顔…死んでるやん…
syp
あぁ…うっす…
chi
えぇ…




朝8時、俺はチーノと一緒に学校へと歩き出した。





昨日は…ゾムさんに対して宣戦布告のようなものをしてしまった。





あぁ…邪魔するって言うたんやっけ…邪魔って言うても何すんねん…





昨日の様子見る限りでも、なんかゾムさん…授業のチャイム鳴った瞬間に1年C組入って来るんやで…?





正直同じ教室に居る俺より速い。





絶対授業抜けてきてるやろ、とか思ってゾムさんの担任に聞いてみても…





「あの真面目な緑田 ゾムが授業抜ける訳ないだろ〜?」の一点張り。





はぁ…どうしたものか…。





chi
ちょ!!ショッピ!!前!!






ドカッと言う音と共に、1人の男とぶつかった。





syp
あっ、すんませ…
syp
って……。





ああ、朝から最悪や。





あなたの名字先生の事だけでも頭がいっぱいやっちゅうのに…





俺のぶつかった相手は…今1番会いたくない人やった。










あ゙?誰やねんお前…ちょっとツラ貸せや
syp
……コネシマさん、後輩に喧嘩売るつもりなんすか?(笑)
kn
ってな…っ、しょ、ショッピくん!?!?(大声)
syp
うるさいっす
kn
すまんすまん!!
chi
って、部長じゃないですか!
kn
おお、チーノやないか!
chi
おはようございます
kn
おはよーさん!!!




さっきまで喧嘩腰やったそのコネシマさんは…ぶつかった相手が俺やと気付いた瞬間、殺気が消えた。





あぁ…うるさい人に会った…





syp
コネシマさん、今のワイちゃうかったらどうするつもりでした?
kn
…………
syp
答えろや
kn
………




頑なに口を開かないコネシマさんを見て、俺は諦めた。




syp
はぁ…今度から喧嘩売っちゃ駄目っすよ…まあ元はぶつかったワイが悪いんですけど
kn
えぇ…
syp
"約束"…な???
kn
ゔぅ゙…はぃ…。




あの学校一のヤンキーとして有名なコネシマさんが…後輩に権力握られてるとか笑えるわw




kn
おい、声に出てんぞ
syp
あ、すんません無意識に…(笑)
kn
ぶっ飛ばすぞ
syp
すみません、もう一度言って貰えます?聞こえんくて。
kn
ぶ、ぶっ飛ばすぞ
syp
もう一度お願いします
kn
ぶ…ぶっ飛ばす…ぞ…
syp
すみません、もう一度…
kn
あ゙ーもー悪かったって!!!!





ほら、やっぱりちょろい




syp
そういやチーノは…
chi
ちょっとやめてくださいよ〜ww
ふはwww




向こうで先輩たちと戯れてた。





…ちなみにゾムさんもおる。





syp
コネシマさん…はよ行きま…
kn
よぉ〜!!ゾムとシャオロンやないか!!!!!
zm
あ、シッマに……ショッピくぅーん、奇遇やなぁ〜w
syp
あぁ、、あのクソ先輩が…
zm
先輩に対して後輩から挨拶すんの当たり前やけど?
syp
………
syp
…うっす
zm
……許したるわ



あぁムカつく。





お前は挨拶返さへんのかよ、と突っ込みそうになる。




chi
ちょ、シャオロン!?





遠くから、チーノの慌てた声が聞こえた。





…なんか…嫌な予感が…





sho
ショッピくぅーーん!!




凄い勢いで抱き着いてくるシャオさん。





syp
離れて下さい、暑苦しいです
sho
相変わらず塩やなぁ〜
syp
ホンマに暑いっす
kn
せやぞシャオロン、ショッピから離れろや
sho
ちぇ〜…
syp
…アンタあんま人のこと言えませんけど。
kn
……ヒュー…ヒュヒュー…♪
syp
口笛出来てへんのバレバレっすよ(笑) 下手くそ過ぎやろw
kn
はぁ!?!?



そんなこんなで、今日は久々に大人数で登校した_____。









































































夢主side_







俺は今日、挨拶当番の為…今、校門に立って挨拶をしている。





…めんどいってのが本音。






(なまえ)
あなた
おはよ〜!
mb
おはようございま〜す
mb
はーざいまーす
(なまえ)
あなた
おはよー…って、お前髪染めとるやろ!!
mb
えっ、、誰にもバレてへんかったのにwwさっすがあなたの下の名前ちゃんーw
(なまえ)
あなた
ほらほら、からかわないのー、まぁ…別に好きにすればええと思っとるんやけど…
(なまえ)
あなた
将来校長みたいにならへんように気を付けろよ…(小声)
mb
…あのさ…あなたの下の名前ちゃん…後ろ…
(なまえ)
あなた
………えっ…



(死)…遺言、お墓に俺の好きなもん飾っといて…(泣)





mb
エロ本とか?w
(なまえ)
あなた
俺のイメージ下げんなよwww



恐る恐る後ろを振り返ったが、校長の姿は無かった。





…ふぅ…なんや…ただのからかいか…とか思って、俺は安心していた。





すると…猛スピードで走ってくる足音が聞こえた。





元気やなぁ…(遠い目)





sho
あなたの下の名前ちゃーん!!!
sho
おっはよー!!!!!!!!
(なまえ)
あなた
…シャオロン、お前また髪の色明るくなっとるやろ
sho
な、ななな何のことカナ?(汗)
(なまえ)
あなた
ニット帽で誤魔化せれると思うなよ
sho
えぇ…やっぱ俺…この髪色辞めた方がええんかな…




分かりやすく焦ったあと、もう誤魔化しきれないのを悟ったのか…





自分からニット帽を外し、しょぼんとした表情で俺の事を見つめてくる。





せっかく染めた髪を嫌な風に言われんのは嫌やろうし…





出来るだけ傷付きにくい言い方するか…





(なまえ)
あなた
うん、今はあかんな。今はあかんけど…
(なまえ)
あなた
その髪色普通に似合ってるし…卒業してからなr
sho
ありがとうな!!あなたの下の名前ちゃん!!!!!




笑顔で走り去って行くシャオロン。





…明日もっと髪色明るくなってたらどうしよ、完全俺のせいやん…






なんて考えていると…どこからともなく、物凄く物騒な話し声が聞こえてくる。






声で分かった、話している奴らは…







zm
お前後輩なんやから先輩を敬えよな?w
syp
アンタみたいなクソ野郎誰が敬うねん
zm
あっ!敬語外したーww
syp
…朝挨拶返してこんかった癖に…




いやぁ…仲良いねぇ…。




(なまえ)
あなた
おはよぉー
syp
!!…おはようございます
zm
………
zm
あなたの名字せんせ!おはよ!!




俺が軽く挨拶をすると、2人は眩しい笑顔で挨拶を返してくれた。





まぶしぃ………。





…ゾムは当たり前のように俺にハグをした後、満足した表情で歩いて行った。





ショッピは…目が死んでる…え、なになに大丈夫???




chi
おはよー…ござい…ます…はぁ…はぁ…
(なまえ)
あなた
おはよぉ…って…チーノどうしたん?そんな焦って
chi
シャオさん…見ませんでしたか、?




息を整えながら、チーノは俺に聞いてきた。





(なまえ)
あなた
ああ、シャオロンなら…
kn
あなたの名字!!!!おはようさん!!!!!
(なまえ)
あなた
おいおいおい、俺先生な???先生やぞ!!!!
kn
へーい(棒)
(なまえ)
あなた
…………




おうおうおうおう、特等生たちが大勢で来てるじゃあないか。





…仲良いんやな…アオハルや…(遠い目)






(なまえ)
あなた
って…あ…





俺がふと2階に目をやると、そこにはシャオロンの姿があった。





(なまえ)
あなた
シャオロンならあそこに…
chi
ありがと!あなたの下の名前ちゃん!!
(なまえ)
あなた
………




嵐のように去っていったなぁ…
















ん???あなたの下の名前ちゃん???




















すると、8時20分になり…登校時間最終のチャイムが鳴った。





これより後に来たやつは遅刻判定…なのだが…




(なまえ)
あなた
おい???
gr
きょ、今日だけなんだゾ!!!
(なまえ)
あなた
グルちゃんこれで37回目な
gr
なっ、、なんで数えてるんだゾ…キモイですよ
(なまえ)
あなた
おいおいおいおい辛辣すぎんか
(なまえ)
あなた
…じゃなくて!!遅刻すんなよ!!総統様!!!
gr
へーい(棒)
(なまえ)
あなた
反省文100枚な
gr
しょ、書類で勘弁してくれ、(汗)
(なまえ)
あなた
うし、じゃあトンちに連絡しとくわ
gr
いや!待て!今の言葉無しで!!やっぱ反省文書きたi
(なまえ)
あなた
もう連絡したで??
gr
クソォッ…




この生徒会長、強面でバリ声低いけど…めっちゃ可愛ええねんよな(真顔)




gr
でも…あなたの下の名前が他の先生とは違ってちゃんと怒ってくれるの嬉しいゾ!!




そっか…コイツらは特等生やからって、他の先生からは媚び売られまくってるんか…





(なまえ)
あなた
っておい、今俺の事なんて呼んだ?
gr
じゃ、さらばなんだゾ!!
(なまえ)
あなた
お前………





グルちゃんは、光の速度で逃げて行った。





…後でトンちに報告しとこ。





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