第3話

chapter3
928
2023/06/05 14:04








〜キーンコーンカーンコーン〜♪













































(なまえ)
あなた
じゃ、さよなら〜
(なまえ)
あなた
明日遅刻すんなよ〜ww
mb
しませんって流石にww







下校時刻のチャイムが鳴り、生徒達は仲良く友達と帰っている様子だ。





この短期間(1日)で友達作れるとか…陽キャ共がよぉ…(泣)





取り敢えず、クラスの皆の名前覚えないとな…





あとはアレルギーがあるとか無いとか…





何?意外と大変そう…だと!?





そうだよ大変なんだよこっちは(泣)





残業してもボーナス増える訳でも無いし…()





あのハゲ校長誰か変えてくれぇ…











syp
せんせー、残業ですか?(笑)
(なまえ)
あなた
…大正解
chi
いやぁ〜、大変ですね先生ってww
syp
意外と
(なまえ)
あなた
意外とって何やねん
(なまえ)
あなた
って…2人ともまだ残っとったんか、
(なまえ)
あなた
はよ帰りや?
syp
…嫌です
(なまえ)
あなた
なんでぇ……
(なまえ)
あなた
てか俺もはよ行かないt
zm
あなたの名字せーんせぇーーーーー!!!!!!(大声)
(なまえ)
あなた
うげっ
syp
あっ…(察し)
chi
なるほどねぇ…(察し)








ドタドタとうるさい足音がどんどん近付いて来る。





ヤバいヤバいヤバいヤバい





(なまえ)
あなた
あのさ、俺の事匿ってくれへん、?
chi
えっ…??




悔しいが矢野は俺より明らかに背が高い。





それは認めざるを得ない事実……。





だから俺はそれを逆手にとる!!!!





俺より体の大きい矢野の後ろに隠れれば、ワンチャンバレないんじゃないか…?みたいな。
















そんな事を考えているうちに、アイツ ゾムの足音はどんどん大きくなって来る。





(なまえ)
あなた
…うわぁぁぁ、ちょっと失礼!2人共!!
syp
えっ、俺もっ…!?//
chi
はぁっ…!?//




俺は、2人の背中に身を隠した。
























ガラガラガラ…バンッ























zm
あなたの名字先生は!?
syp
あー、えっとぉ…




ヤバいヤバいヤバいヤバい…





どんどん近付いて来るぅぅぅ、、、






chi
あー…あなたの名字先生、会議があるとか言って職員室行きましたよ?



ヘラッとした様子で答える矢野。





演技力神か???





神なのか???





zm
ほーん……




矢野がそう言うと、ゾムは怪しみながらも扉の方へ向かった。





zm
迷惑掛けてすまんかったな!!
zm
またな!!!








ガラガラガラピシャッ






























嵐のように去っていったゾム。





完全に居なくなったことを確認すると、俺はひょこっと後ろから顔を出した。








(なまえ)
あなた
だ、大丈夫やった?
syp
…まぁ、はい…多分…//
chi
ってか、あなたの名字先生俺らの服強く掴みすぎっすよ〜ww
(なまえ)
あなた
えあっ、!?ごめんな!?
(なまえ)
あなた
痛くない…?
syp
………//
syp
んー、痛かったっす。
(なまえ)
あなた
え゙っ、ほんまごめんな!?
(なまえ)
あなた
どしよ…保健室行くか…でも保健室は危険やから…()
(なまえ)
あなた
赤くなってないか確認するから取り敢えず服脱いでくれr
chi
ちょ、あなたの名字先生…
(なまえ)
あなた
ん?どした?
chi
死んでます、コイツ。
(なまえ)
あなた
え゙っ……





矢野が指さす方を見ると…





耳まで真っ赤にして、顔を服に埋めている様子の塩田が居た。




(なまえ)
あなた
だ、大丈夫!?
(なまえ)
あなた
なんでこんなことにぃぃ…
chi
無自覚か…
(なまえ)
あなた
大丈夫か、?塩田…やっぱ俺のせいやんな、、?許してくれえぇ…





俺が顔を覗き込もうとすると…






















ギュッ…













syp
あなたの名字せんせーが…ワイの事ショッピって呼んでくれたら…許す…かも…っす…//





ん゙ん゙ん゙ん゙…。












何この可愛い生き物。




(なまえ)
あなた
ショッピ…大丈夫か?





そう言うと、二パッと顔を明るくするショッピ。





可愛いなぁおい…。


chi
えー、、ショッピだけずるーい
chi
俺の事チーノって呼んでや!!あなたの名字せーんせっ♡
(なまえ)
あなた
チーノ、?
chi
んふふっ…wそうそうww
(なまえ)
あなた
ってか、!!もうこんな時間やん…




時計を見ると…18時45分…。






(なまえ)
あなた
ごめんな、2人共
(なまえ)
あなた
親御さん心配するやろ?
chi
あー、、いや、別に…((
syp
あなたの名字せんせーが居るから大丈夫…((
(なまえ)
あなた
あかんあかん
(なまえ)
あなた
そんな可愛かったら不審者に襲われちゃうやろー?
(なまえ)
あなた
ふっふっふ…俺が送ってってやるよ
syp
かっ…かわ…っ!?!?//
chi
…よっ、流石っす!!あなたの名字先生!!



チーノのゴマすりが上手いこと上手いこと…()





(なまえ)
あなた
こんな時間になってもうたんも俺のせいやし…
(なまえ)
あなた
これ、みんなには秘密な?((ニカッ
syp
…はい…//
chi
…いっ、行きましょ!?ほら!!













そんなこんなで、その日は2人を家まで送って行った俺であった____。






































zm.side_




夜中…つってもまだ0時前やが…ショッピから急にメッセが来た。































syp
[ 今日、何で言わんかったんすか? ]23:37
syp
[ 気付いてた癖に ]23:38



主語は無かったが、俺は瞬時にあなたの名字先生の事だと理解した。





いやぁ…やっぱバレてたか…




zm
既読
23:38
[ だって、可愛かったやん ]
zm
既読
23:38
[ 必死に隠れてたで? ]





そう言うと、ショッピの返信が少し遅れた。





可愛かったと言うことが否定出来ないのだろう。





syp
[ あんまあなたの名字先生の事虐めんとって下さいね ]23:40
zm
既読
23:40
[ 悔しいなら止めてみれば?w ]





今日見ていると、ショッピは明らかにあなたの名字先生の事が好きな様子やった。





そらそーかぁ…。





だって、あんな可愛ええんやもん。





"特等生"である俺らに対して平等に接してくれて…尚且つ優しくしてくれる。





そんなあなたの名字先生の事好きじゃない奴らなんて居るか?





まあ、俺的には居って欲しいってのが正直な気持ち。





だって…あなたの名字先生みんなから人気やねんもん…。





当たり前の事やけど、あんな顔も良くて性格も良くて、優しくて面白くて…





生徒たちは皆あなたの名字先生の事が大好きなんや。





せやから、そこに埋もれないよう、俺はいつも必死にあなたの名字先生に構って貰いに行ってる。





それはショッピも同じ気持ちなんやろな。











syp
[ 言われんくともそのつもりです ]23:40




ほーん…。





ショッピ、明日から俺とあなたの名字先生の邪魔しに来るらしいな…





そんな簡単に邪魔させて貰えるとでも思うなよ?





zm
既読
23:41
[ 楽しみやわw ]








そこで俺は、ショッピとのメッセージを終わった_____













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