your side
彪「立花さん、今電話出れる?」
『え、あ、出れますけど…』
彪「りょー、かい、」
なんでだろう、笑
((プルルルルルルル
画面には《樹》という文字が。
『樹からだ、』
彪「出てあげて、」
『はい、』
…
『もしもし、』
樹《もしもしあなた?大丈夫、?》
『うん…』
樹《ごめんな、彼氏なのに、助けに行けなくて、》
『ううん、大丈夫…』
樹《すぐ帰るから、待ってて、》
『うん、ごめんね…』
樹《なんであなたが謝るの?
あなたはなんも悪くないでしょ?》
『でも…』
樹《いいから、待ってて、》
『うん、』
樹《じゃあ、1回切るね?》
『うん、』
…
彪「樹、なんて言ってた?」
『大丈夫?、ごめんね、すぐ帰るから、って…』
彪「そっか、樹は心配性だからね、」
『…また私、樹に迷惑かけてるなぁ、、、』
彪「そんな事ないよ、大丈夫。
樹は多分、迷惑だなんて思ってないよ、」
成「樹もあなたちゃんも、心が優しすぎるんだよ笑
そんなに心配しなくても、樹は多分、あなたちゃんが笑顔ならそれでいいぐらいに思ってるよ、」
『そう、ですかね…』
彪「うん、大丈夫だよ、」
彪「あ、樹もう家着いたって」
『えっ、はや、』
成「あいつのマネどーなってんだよ笑」
彪「飛ばしすぎじゃね?笑」
『そうですね、笑』
成「ごめんな、もうちょいで着くから、」
『あっ、全然大丈夫ですよ、笑』
彪「ほんとは早く会いたいくせに、笑」
『え、あ、まぁ…そう、ですけど…』
彪「よっしゃ、成!飛ばしてけー!」
成「あほ、事故るわ笑」
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デイリーランキング(総合) 96位…!
ありがとうございます𓈒 𓂂𓏸
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。