血を流しながら歩く狛治の隣に並ぶ。
私は返り血を浴びすぎて気持ちが悪く、
倒れそうになった .
その時支えてくれたのは、
ではなく、
____黒髪赤目の、黒い着物を来た男だった。
男はこう言った。
その瞬間、男の手が私の額を貫通した。
狛治side
ドスッ、
俺の額にも手が貫通したが、
痛いより気持ち悪いが勝つ。
俺のではない血が流れてきたのが分かる、。
もう正直、鬼になろうがならまいが
どうでもよかった。
ただこれ以上、
俺から大切な人を奪わないでくれ、……
あなたの下の名前side
そう言って男は姿を消した。
私達は鬼になった。
その後来た奴らを、鬼と化した狛治が
殺していたのを見た。
そこで、私の意識はなくなった。
目が覚めた時には、奇妙な城の中にいた。
鳴女ちゃんもういるってことで…
ここは、……
狛治だ、姿は変わっているが……
刹那、
私の期待は崩れ、破片となって消えた。
なんて、皮肉たらしい名前……
狛治はもう、この世にはいないの…?
私を愛してくれる人は…、
でも、これだけは覚えていて欲しい。
たとえ狛治じゃなくなったとしても、
いくら見た目や名前が変わろうと、
中身は狛治のままだもん、きっと……。
間違ったことは言ってない。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!