8時13分。ぎりぎり教室に着いた。
みんなはもう席に座っていてちょっと気まずかったけど‥。
隣の席にいる、髪がかなり特徴的な色をしているこの人は
中学時代からの友人、神代類。
私達風紀委員にとっては一番の敵と言ってもよい人物で
今日も小さめのドローンを持ってきていて即没収した。
まぁ‥中三の時はよく一緒に授業をサボっていたから、
なんだかんだ仲は良いんだけどね‥?
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私達の担任である近藤先生は
チャイムが鳴る五分前に授業を終わらせてしまう
いわゆるめんどくさがり屋。
でもそういう所が生徒に人気だったりする先生だ。
ボッチを回避するべく‥お昼休みは屋上で変人ワンツーフィニッシュと食べます
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。