その日、私達は学校からの帰りだった。
今日も今日とて皆で文ストの話をしながら、楽しく帰っていた。
今日も帰り道で、まだ文ストを見ていない2人に、布教活動をいているところだった。
その時だった。
私だけじゃないはずだ。地面に穴が開き、そこから落ちたように感じたのは
気づいたら私達は、知らない場所にいた。
その時だった、
私達の頭の中に、知っているはずのない情報が流れ込んで来たのは。
その情報は
私達の異能力についてだった。
何でだろう。夢小説の主人公は、もっと喜んでるのに…
全然、嬉しくないのは、
……本当に、どうしてだろう
よかった…皆、前向きに考えてる。
所持金_10万円_
『………………………』
異能力_在りし日の唄_
皆にはああ言ったけど、いつ帰れるか解らないなら、
大体の夢小説では、武装探偵とかに入ったりしているけど……
私達は帰りたい。それに厄介ごとは御免だ。
夢小説のご都合とかだったら良い。でも、もし違ったら?
何者かに召喚のようなことをされていたら?この世界の政府だったら?
もしそうなら、きっと私達を探すはずだ。帰れないかも知れない。それなら…
見つかっても、きっと良いように使い潰されるのが落ち。
もし、帰れないのなら……
私は外へ出て、ある人物を探した。
しばらく路地裏を歩いていたときだった。
お目当ての人物が見つかった。
どうやら任務中だったようだ。こちらにも気づいているだろうし、終わるまで待っておこう。
私は一か八か、芥川に取引を持ちかけた。
芥川side
今日は路地裏で任務をこなしていた。
敵の殲滅と言う、簡単な任務だった。だか、今日はそれだけでは終わらなかった。
何者かが、此方の様子を伺っていた。敵意は感じない、しかし油断も出来ない。
そう言うと、その者は笑顔で、信じられない言葉を発した。
取引だと?
何故…僕の事を知っている!?












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!