第6話

優悠side
303
2018/12/27 01:12
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
今日は慌ただしかった……
那瑠(なる)
ほんとですね
お疲れではないですか?
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
大丈夫……
とでも言っておこう


大丈夫ではないけど
那瑠(なる)
今日はお休みください
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
那瑠にはお見通しか……
那瑠(なる)
何年一緒にいると思ってるんですか
ですよねー


僕達が出会ったのは小学校の頃


那瑠の方が僕より年上


(そういえば、那瑠の過去何も知らないなあ)
那瑠(なる)
……う様、優悠様
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
え?あ、何?
那瑠(なる)
何?じゃないですよ
私の顔に何かついていますか?
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
い、いや……何も
(そんなに見つめてたかな)
那瑠(なる)
お疲れなら今日はお休みになった方が……
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
大丈夫だよ、もうちょっとお話しようよ
那瑠(なる)
(うぐっ……珍しい……)
わかりました、いいですよ
僕は今座っている近くに那瑠を呼んだ



最初は躊躇していたが、何か折れたみたいに僕の隣に座った
那瑠(なる)
優悠様、朔弥様のところにお泊まり行ってみてはどうでしょうか?
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
えっ!?いきなりどうしたの?
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
確かに行ってみては見たいけど……
那瑠(なる)
ならいいじゃないですか
私も一緒に行ってあげますよ?
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
え?ええー!
なんで!?
那瑠(なる)
だめですか?
ダメじゃないです



でもなんで
那瑠(なる)
元気にしてるかな(ボソッ
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
今なんか言った?
那瑠(なる)
いえ、なにも
優悠(ゆう)
優悠(ゆう)
そう
那瑠の秘密ってなんだろう



この時ばかりは好奇心がうずいた

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