第3話

948
2026/04/28 04:11 更新
ミノとスンミンに初めて会ったのは2年程前に遡る






















わたしが働くアクセサリーショップに2人で来たのがきっかけだった
あなた
いらっしゃいませ
ドアが開きベルが鳴ったから、そちらを見て声を掛ければ綺麗な顔の2人が頭を軽く下げながら遠慮がちにお店に入ってきた










スタイルも良いし、雰囲気から一般人では無いんだろう事はすぐに察した









時々芸能人のお客様もいらしてたし…珍しい事ではない









今日は平日だしゆっくり見ていただけるかな?








敢えて声はかけず、カウンターの後ろで困っていそうな様子がないか遠目に見ながら伝票を整理していた
スンミン
あの…
あなた
はい、どうされましたか
声がかかり顔を上げると、ネックレスを丁寧に両手に乗せてこちらに差し出してきた
スンミン
このデザインのネックレス、シルバーはありますか?
あなた
あ、ちょうど今日入荷したんです!
出すのでお待ちいただけますか?
リノ
お、キムスンミン気になるのあった?
スンミン
うん、このネックレスのシルバー買おうと思って…ヒョンは?
リノ
俺はピアス買う
スンミン
あ、肉球だー
リノ
かわいいだろ
仲が良いなぁ、なんて微笑ましく聞きながらシルバーのネックレスを探す
あなた
あれ………
あなた
申し訳ありません、伝票上だと届いているんですが…見当たらなくて
スンミン
そしたらまた今度で…急がないので
あなた
見つけたら連絡差し上げますか?
スンミン
あ!お願いします!
連絡先を記入してもらっていると、ヒョンと呼ばれてるかたがレジ横にあるチラシをじっと見ていた
リノ
店員さん、ここでピアス開けてくれるんですか?
あなた
はい、出来ますよ
リノ
予約ですか?
あなた
そうですね
予約していただけると助かります
リノ
分かりました
予約サイトのQRコードを撮影し、スマホをポケットにしまった
スンミン
またピアス増やすの?
リノ
8個にしようかと思って
スンミン
8ぃ!?穴だらけじゃん!
リノ
スンミナは開けないの?
スンミン
うーん、今はいいかなぁ
2人の会話をなんとなく聞きながらピアスの会計を済ます








この時は、わたしたちが夫婦になるなんて…わたしたち自身も予想してなかった

プリ小説オーディオドラマ