タッタッタッタ
小南「取り合えず、筆記用具とか持ってきなさいよ」
あなた「はいはい」
小南「はいは一回」
あなた「はーい」
小南「伸ばさない」
あなた「きゃぁ、お兄ちゃんが怒ったぞ~!逃げろ~」
小南「女だわ!」
小南(昔はあんなに可愛かったのに…)
~
あなた(筆箱…下敷き……どうしようプリント破ったんだった…)
小南「あなた~?遅いけど大丈夫?」
あなた「あっちょ、勝手に入ってくんなぁ!!!」
小南「は?」
あなた(やべぇぇぇ、バレたろ絶体に。プリント破ったこと)
小南「何よ、これ」
あなた(………はぁ?!白い○だぁ!??なんで白○粉ぁ?!)
小南「ちょっと、玉狛会議ね」
あなた「ちょっ違う!お姉ちゃん!これ、お菓子を粉砕したやつ!」
ズカズカズカ
あなた「ちょっ、話を聞いてよ!」
ガラッッッッッ
烏丸「ど、どうしたんですか?小南先輩」
小南「玉狛会議よ、皆を集めて」
あなた「ちょっ、だから違う!」
烏丸「…小南先輩が其処まで言うということは、そういう事ですね」
小南「えぇ」
あなた(どういう事だよ!)
烏丸「皆さんを呼んできます」
あなた「ちょっ、だからぁ!」
小南「迅!」
迅「あ、あぁ」プルプル
あなた(ぜってぇ、分かってるだろぉぉぉ!!)
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!