♯23 ストーカー
大丈夫。何も怖くない。
そう言い聞かせてるはずなのに後ろが怖い。
足音がだんだんと近づいてくる気がする。
やっぱりサムに送ってもらえばよかった。
今からでも呼んでみようかとスマホを取り出す。
たった一通のメールが上から降りてくる。
あ、これやばいかも。
連絡帳の一番上にいる人をタップして、電話をかけながらとにかく走った。
やばい。死ぬ。
殺される。
「もしもし…?」
*
*
*
時刻が午後11時を回った頃。
昨日までのハイテンションとは打って変わって、気分が激萎えだった。
ヨンボギとイエナは晩飯を食べに行ったのに、この犬だけはなぜか宿舎に残ってる。
連れてけばよかったのに。
ソファーに寝っ転がりながらスマホを触っていると、スンミナから爆弾発言が投下された。
隠し撮り。
芸能人となればよくあること。
でも、今回撮られたのは芸能人同士。
男が俺だとバレてないのは奇跡だ。
すでに特定されかけていて焦る。
ひとまず、騒ぎになる前にあのバカ女に連絡を…
スマホに視線を落とすと、表示されていたのは“アホのあなた”という名前。
ナイスタイミングと思いつつ、電話に出てみるとあなたは声を荒げていた。
……
♡×200→next
やっと更新できました🥺🥺














編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!