とても大好きなトモダチだった

とても大切な存在だった

何気ない事で笑い合えて、協力して、また笑って__

そんな幸せな日々だった

いつまでも続くと思っていた__

けど、ある日気付かされた

"シアワセ"なんて物は、とても脆く、儚い物だと

愛してくれて、笑いかけてくれた皆んなは___

全部全部、取られてしまった

私はいらないって___

なんで

どうして

私が何をしたの？

そんなのはもう思い飽きた

もう、疲れたよ

もう、壊れてしまいそうだよ

あぁ今日は月が見えない夜だ

こんな夜には赤色が良く似合う

私が授業が終わって片付けているだけで

なんでそんな顔するの？

なんで？アズくん。前はあなたの下の名前（カタカナ）って呼んでくれたよね？

どうして？前はあんなに優しく笑ってくれたのに

ﾋﾞｷﾋﾞｷｯｯ

前は、可愛いって言ってくれたよね

もう、私には優しい声で話しかけてくれないんだね

あぁ、そんな冷たい顔ができたんだね、君は

あぁ、仇名も外されちゃった。前は大好きって言ってくれたのに

ｽｯ

ｶﾞｯ

前までは盗める所を見してくれたよね。痛いよ、離して

もうゲームも一緒にしてくれないね

怒ってるんだね。もうお仲間じゃないもんね

前は褒めてくれたのにね。覚えが早いって。

ﾀﾞｯ

とまれ、止まれ涙

泣いてたら負けになってしまう

あの子に負けた事になってしまう

最初の方は私もみんなに言ったよ

話を聞いてって。信じてって

だけどね、逆効果だったの

もう、無駄だって気がついたの

悔しいなぁ

あんな子に簡単に取られちゃうなんて

私が今しんらいできるのは、彼だけ

昔から一緒にいてくれた、私にしか見えなくて聞こえない私だけの"オトモダチ"

あぁ、上手く笑えているかな？

君に心配かけたくないの

貴方まだ失ったらと思うと怖くて怖くて耐えられない

ここで笑わなくちゃ

例え心が泣いていても

ねぇ、私、笑えてる？