第52話

強いヤツ
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2024/06/06 09:00
貴方「っおら!」

ドゴッ

「がはっ」

バタン

っはぁー!

どんだけいるんだよまじで

…それにしても

あのワカメはどこにいるんだか

ゾロゾロ

「おうおうお前ら」

「今度はワシらと遊ぼうや」


貴方「…どちらさまで?」

また増えたよコンチクショーッ!!!

私がやるか…?

ダッ

いや、桜たちに任せるか

私は周りのヤツらを減らす!



「うわぁ!可愛いい子みっけー!」

バッ

貴方「っ?!」

ガンッ‼︎

貴方「っぐぁ"!」

い"っっってぇ!!

グラッ

貴方「っクソが!」

「あれあれぇ?もうへばっちゃった?大丈夫?」

なんだコイツ

蹴りの重さが半端ない!

貴方「っ急に何すんだよ…」

「ごめんねぇ!僕より可愛いい子見ると…殺したくなるんだよ」

狂ってやがるぜコイツ

貴方「ははっ!褒めてくれてありがとう!僕ちゃん」

「…イライラするなぁ、君ウザいよ?自覚ある?」

貴方「ありありだよっ!」

ガッ

「っうぁ!!」

貴方「…痛い?大丈夫??」

「…」

「僕のご尊顔に傷つけやがったな…」

貴方「んふふ、ごめんあそばせ」

「殺すっ!!」

シュッバッ

貴方「はやっ」

ガシィ

!やられたらやり返す方式か

私の顔を地面に…ねぇ

ダンッ

クルッ

「なっ!」

貴方「甘い!」

バゴンッ

「っカハッ」

バタ

「ヒュッハッ、ハァッハァッ」

やべ、やりすぎたかも…

「っくふふ…」

貴方「…」

「っははぁ!」

?!いつの間に!!

ドガッ

貴方「っう"!!」

痛い!マジで痛い!!

いつのまにか目の前に迫っていて

そのまま殴られた

貴方「っはぁ、はっ」

「…」

ドゴッガッ

貴方「っぐ!」

まずい、形勢立て直さなきゃ

ガンッゲシッ

どうやって?!

コイツ攻撃止まらなすぎだろ!

「…ふふ、弱いなぁ!お前も!アイツらも!」

ガンッガッ

アイツら…?

「頑張ったってどうせ無駄なんだよ!お前は負ける!勝つことはできない!!お前のせいでチームに迷惑かけるんだよ?」

私のせいで…

私の…せい?

お姉ちゃん…

母さん…

「ほらほら!早く諦めないと死んじゃうよ?!」

死ぬ…ね

やっと死ねるのか



「死ぬの?」

誰?

「仲間を置いていくの?」

なかま?誰が?

「君の後ろにたくさんいるよ、頑張って闘ってるよ」

後ろ…

誰だろう、綺麗な髪だな

あ、あの子怪我してる…

「諦めちゃうの?あの子たちは君を信じて戦ってるんだよ?」

私を、信じて?

ぉ…ぃ

?なんの音?

「ほら、仲間が君を呼んでる」

待って!貴方は誰…?

「…行ってらっしゃい…

お姉ちゃんはいつでも

貴方を見守ってるわ」







桜「っおい!あなたの名字!!」

貴方「っ!」

「ありゃ、起きちゃった…」

この野郎…ぶっ飛ばしてやる…

貴方「…ねぇアンタ」

「なぁにー?」

貴方「私の仲間のこと、弱いって言ったよね?」

「うん!言ったよ!」

貴方「その言葉、取り消してもらう」

「へぇ、僕に勝つの?君が?」

貴方「…ふふ、土に還るのはどっちかな?」

「そりゃあ君だよ」

ドゴッ

シュッザッ

「っ?!」

貴方「残念お前だよ」

ドゴンッ

「っがっ!」

ドサッ


「っクソ、がぁ!!」

貴方「怒っちゃった?言葉遣いが荒くなってるよ」

「黙れっ!!」

ゴッ

貴方「あははっ!イライラしすぎて攻撃も荒くなってるよー!」

「っうるさい!!早く死ね!!」

貴方「…うるさいのはそっちね」

クルッゴッ

「っあ"?!」

貴方「もういいや、疲れたし終わりにしよう」

「あ、いや、待ってよ…やだ」

貴方「楽しかったよ!ありがとう」

トンッ

「ぁ」

バタッ



貴方「…っはぁ」

痛い…身体中傷だらけじゃん

ヒリヒリするぅ!

風呂入りたくない


桜たちは大丈夫かな…

柘浦「おぉ!やったな蘇枋!」

なんか強いヤツに勝ったのかな?

自分の敵に集中しすぎて周り見てなかったわ

貴方「みんな頑張ってるなぁ」

柘浦「ワシらも負けてられへんで!みんなも気合い入れ直しや!!」

「「「おぉ!!」」」

ブーッ

貴方「…見たくない」

嫌な予感がする



水木「すまん」




貴方「っ、まっ…じかぁ」

今一番近い位置にいるのは…桜たちだな

貴方「桜」

桜「うぉ?!」

貴方「…私、森林公園の方行ってくるわ」

桜「はぁ?何言ってんだてめー、ひよったのか?」

貴方「んなわけねーだろ、…ただ、何だか嫌な予感がする」

桜「…チッ、なるべく早く戻ってこいよ」

貴方「おう!まかせろ!」

全力で走るわ

貴方「任せたよ!」





さて

貴方「生き残れるかな…」





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