第2話

 Dal Paese delle Meraviglie a Kyoto
10
2025/10/27 13:00 更新
谷崎
……御前の正体は…チェシャ猫。…違うか?
チェイシャア
そうなのです、
星月 空
…え、あっさり認めたぞ此奴。
サツキ
終わりじゃねぇかよ、
毒星 海月
かいさーん。
チェイシャア
待つのですよ!!!
 そう云い散り散りに去ろうとする俺たち。然しチェイシャアの制止の声によって体は動かなくなった。時計も止まっている。意識はあるししゃべれる。…不思議な異能力か?
チェイシャア
…チェシャはチミ達にお願いをしたいのです。
ハーティ・フル
帰ッてクダサイ。
チェイシャア
話くらい聞けにゃ!
サツキ
…にゃ…っぷ。
チェイシャア
笑うな!!
 そう顔を真っ赤にして怒るも、ハッとして咳払いを一つする。
チェイシャア
…チェシャのお願いは一つ。…物語を正してほしいのです。
谷崎
…物語と言えば…文豪か?それならオレ得意やで。
チェイシャア
…話が早いのです…
 そう云ってはチェシャは一回転くる、と回った。
チェイシャア
…今からチミ達は3人に分かれて行動してもらうのです。
サツキ
…成程?
チェイシャア
そしてランダムにチェシャが物語に飛ばすのです。
星月 空
勝手に飛ばすな。
チェイシャア
そしてその物語をちゃんと完結させてほしいのです。
谷崎
詰まりはこういうことか?
 と、谷崎は異能力を使い拘束を解いた。
 谷崎の異能力は簡単。自分にとっての不都合を無効化する異能力だ。無敵だが疲れるらしい。なにそれ。
谷崎
…その物語にオレらが直接的に関わったら物語改変で駄目。直接関わらずに改変されそうな物語を正しく結末へ向かわせろ…と?
チェイシャア
なんか惜しいけどいい線いってるのです…
谷崎
まァ司書も兼任してるから…
毒星 海月
未だに俺御前が何者か分からない時がある。
 と、チェシャは振り子時計の中からマーカーとホワイトボードを取り出して書いて説明しだした。
チェイシャア
…皆さんの配役はランダム。主人公になることもしばしば。だけれど本編と違う行動をしたりするのはNG。
ハーティ・フル
要は『物語を改変せずに完結しろ』…的な事デスカ?
チェイシャア
まぁ…うんそうだね。
サツキ
早くそうと言えよ…
チェイシャア
後飛ばされる物語もランダムなので最悪死ぬかも知れないのです。後普通に改変した場合みんな漏れなくDEATHです。
毒星 海月
デスだけに?
谷崎
うるせぇな
 そう、説明が終わったのかホワイトボードを時計にしまうチェイシャア。…いや違う所にしまえよ。
チェイシャア
てなわけで。取り敢えず行ったらわかるのです!!チミ達!死んでもいいけど完結させてきてくださいね!
 そして俺等の足元に穴が空いた。…穴?
谷崎
ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?
毒星 海月
待って滑って掴めねぇじゃねぇか!?
星月 空
帰ったら御前を誘拐、監禁罪後諸々で検挙する!!
サツキ
UNDERTE〇RREかよ!!
ハーティ・フル
RPGやってるジャナイデスカ!?
 そう言いながら落ちていく俺たち。最後に見たのはチェイシャア…ではなく、緑の帽子だった。
………...Inizia il divertente tea party.楽しいお茶会の始まりです。

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