第8話

一章
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2026/02/07 05:34 更新
シャオロンside






俺がこの軍に入った時はもう、オスマンも、グルッペンも、トントンもシッマもらんらんも大先生も居って、俺はロボロと...兄さんと同期やった。



そこには憧れだったあなたが居って、この軍は皆凄くてよくニュースでここに入るための学校に通っとった時は仲間達と『俺もここ行ってあの人に会いてぇ』とか楽しく、もう手の届かない存在やと思って過ごしよった。




でも、その人が今俺の目の前に居て、俺を静かに見据えてる。



あなたside




死んではいないけど、流石に裏切られた上、手を出されてしまっては頭に来る。



常々、部下や仲間等、大切な人たちには簡単に死んで貰うわけにもいかない為、『 何時でも冷静に 』と言い続けている。


そんな自分が今冷静でないことなど分かりきっている。なら、馬鹿みたいに冷静を装う事だけはしよう。
私はそうなった時はそうすると決めてきた。




あなた
シャオロン、私と鬼ごっこをしよう。


sha
鬼ごっこ...?
あなた
うん、鬼ごっこ。
あなた
ルールは簡単。馬鹿の君でも分かるはず。
sha
ァ ""...!?馬鹿やないわ!


あなた
ルールはね、私は門に向かって走る。それをシャオロンが捕まえる。シャオロンが私に触れた時点で終了。けど、私がシャオロンに触れられる前に門をくぐったら大人しくボタンを同時に押してもらう。
私が最初にシャオロンのやる気を出させるためとは言えど、軽く馬鹿にした。が、ルール説明では彼はずっと大人しく聞いてくれて途中頷いてくれたりもしてた。根はとても優しい好奇心旺盛な唯の子供なのかもしれない。けど、彼の実力は本物だと私は思っている。




1年前






あなた
それでは、皆さん入隊おめでとう。
あなた
私はここの軍の第一戦闘特化部隊を受け持つ幹部のあなたの名字あなただ。これから宜しく頼むよ。
この日は毎年行われる入隊式だった。私はマイクを持ち、新しい部下や仲間の顔を見渡しながら祝いの言葉やここでのルール等説明した。


この時は過去最低と言われる程、入隊員数が少なかったことを今でもよく覚えている。何故なら、丁度この年に外国で戦争が起き、3つ程軍学校が潰されたのだ。その為、より試験が厳しくなったという。まぁそれも全て決めたのはグルッペンであり、そこには簡単に死なせたくない。と言うグルッペンなりの優しさがあったんだと思う。



そんな中、私が案内を担当したグループの中にシャオロンがいた。
案内中、入隊してきた子達にとっては先輩である立場の奴らがグループ目掛け殴ってきたのだ。それも20人ほど。私がいるのにも関わらず、何か狂った様に殴ってきたそいつらは軍では追放するかどうかと先日会議に持ち上がっていた輩達だった。軍としての体術はあるが、それ以前に人間性に欠けていた。



あなた
おい、君等誰の前でそんな事をしているんだ


新隊員の子達は必死に身を守ろうか、闘おうかして頑張って対抗している。にしても、体格差や技術差があるため、ここは私が止めに入るべきだと私が手を伸ばした瞬間。
輩の集団のうち一人が声を上げた。
うぉ!?なんだ御前ェ!
チッ...ガキの癖によぉぉぉ!!
殴り掛かる__が、そいつは中に浮いたのち、床に背中を強く打ち付け失神した。




sha
...なんや、めっちゃ弱いやんww


そんな彼に私は才能というものを感じた。

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