キッチンに置いてあったひとつのメモ用紙
そこには
「ガリさんへ
合鍵渡したの覚えてる?
多分これ見れてるよね、だから本当の事、言わなきゃだね。
ぶっちゃけ
生きてるうちに言いたかったんだけど、
思ったより早く死にそうだからここに残すよー
正直な感想としては、がりさんが生きてる事が嬉しい。俺がどうこうじゃなくて、ガリさんが生きてることが幸せ
だから、
生きてくれてありがとう。
大好きでした。
」
なんで自分が死ぬことをわかっていたのか、
そして、俺が生きてることが分かるのか
頭に色々な事がよぎる
このままパンクしてしまいそう…
そんな事を考えてる間に自然と涙が止まらなくなっていた。
このまま死んでしまいたい、
作間がいないこの世界で…生きる理由なんてない
2ヶ月たっても、HiHi Jetsが解散しても、
何も変われない
ーーー
神様なんて信じない
でも、もしいるなら、
1度だけ、1度だけでいい
お願いだから…
もう1回、ループさせて欲しい
次は殺させない
絶対守ってみせる
幸せでいられる世界線を
みつけたいんだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!