ここ……どこだろう…
なんだかデジャブを感じるこの光景
うっすら見える教会に雨の後、日が差した青い空
そして白い猫
“にゃー“
と言うとすぐこちらに駆け寄ってくる
流石に考えてるおかしいなと思った
もしかし夢オチ?
いや、感覚もあるし視覚もちゃんとしてる
でも、ここは居心地がいい
ずっとここにいられたらなぁ…なんて考えたり考えなかったり
《さ、くまぁ……》
一瞬ガリさんの声がした
協会の中へ入ってももちろんいない
周りを見渡してもいない
どこにいるの
逢いたい
1度でいいから
顔が見たい
お願い
「「もう一度、傍にいさせて」」
「全部、作間に託したからな…!」
次回
最終話
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。