全て黄赤なので地雷さんご注意ください!!
SSまとめですが、9000文字くらいあります。
<素直になりたい赤色さん>
黄side
黄「なっちゃん可愛い」
あ、また言っちゃった。あんま言われたくないんやろうけどなっちゃんが可愛いから言っちゃうんよね。
赤「…ありがと//」
黄「うぇぇっ!?なっちゃん!?」
いつもはすんってしてるだけなのに…顔は赤いから照れてるだけやと思うんやけど。
赤「…素直になろうかなって思って…」
黄「ほぇ、可愛い」
赤「…やっぱやめれば良かった」
黄「なぁんで!?可愛いのに…」
赤「あーもう!俺は可愛くねぇんだからそんな言うなよ…」
黄「なっちゃんは可愛いよ」
赤「…」
顔を赤くしてそっぽを向いちゃうなっちゃん。やっぱり可愛い。
_____________
<勘違い>
リビングに戻ると、ソファに座っていたなっちゃんと目が合い、びっくりする。やって、いつも綺麗な紅色の瞳が濡れていたから。
赤「み、こと...??」
黄「うぇぇ!?なんでなっちゃん泣いてるん!?」
赤「え、泣いてな__」
黄「どしたん!?おれでよければ話聞かせて!?」
なんで愛しの恋人が泣いているか分からず、何か嫌なことでもあったのかと心配になり思わずなっちゃんを抱きしめる。
赤「ちょっ...みこと...」
黄「なっちゃん、ぅなっちゃん...大丈夫やからね...」
赤「なにが....っ、みこと、俺目薬さしてただけだって...//」
黄「ほぇ!?そうなん!?ごめんなっちゃん!!」
赤「..許すか、ばか...//」
_____________
<打ち間違い:Part1> 交際済
ーLINEのトークー
黄<なっちゃん、お夕飯何がええ? 18:22
赤<すき 18:23
黄<?おれもなっちゃんの事好きやよ? 18:23
赤<違う、すき焼き 18:25
黄<おけ! 18:25
赤<ありがとう
ー現実:赤sideー
黄<なっちゃん、お夕飯何がええ?
帰宅中、みことから送られてきたLINEを見る。今の気分はすき焼きだったので、すき焼きと送る。
やべ、焼きって入れる前に送信しちゃった…まぁりいちょが使ってるし伝わるだろ…。
黄<?おれもなっちゃんの事好きやよ? 18:23
…こいつ、なんでそんな平然と言えんの…
あっつ…
_____________
<打ち間違い:Part2>
ー 付き合う前 ー 黄side ー
赤<黄身と白身どっちが好き?> 18:56
好きな人からの通知音。なんにもない平日に、雑談みたいな質問が来たのは嬉しいんやけど。……何の質問なんやろ。…きみが好き、と。
黄<君が好き> 既読 18:56
…変換間違えとる!?え、あ、既読ついちゃったし!
黄<黄身です間違えました!> 既読 18:57
焦って敬語になっとるし!…返ってこぉへん。
赤<そんな否定しなくていいじゃん。了解> 19:02
それは、どういう意味なのか…。なんて返せば良いか分からないまま、その日の会話は終わった。
◆◇◆
ー 付き合った後 同居済ー 赤side ー
赤<黄身と白身どっちが好き?> 15:01
みことに片思いしていた頃に送った質問を、2年経った今してみる。あの時は、"黄身"って返ってくるだけで良かったのに、"君"で返ってきて。びっくりしたし、嬉しかった。その分、すぐ強い否定が返ってきたのは大分ショックだったから、少し拗ねたような返信にした。会話は終わったけど。
___仕事で忙しいかな。なんて返ってくんだろ。
黄<黄身も、なっちゃんも好き> 15:03
こいつ…
赤<俺も、みことが好きだよ> 15:05
今みことが目の前にいなくて良かった。こんな済ました返信しといて、実際は顔赤いし。見られたら絶対かわいいとか言われるし。…いや、嬉しいけどさ。俺は男だし?かっこいいし?リスナーより、みことに、かっこいいって思われたい。
……こんな事考えてたら会いたくなっちゃったじゃん、馬鹿。
_____________
<呼び方:Part1>
赤side
黄「なっちー!」
赤「?なに?」
最近そう呼んでくること増えてきたな…。
ー 次の日 ー
黄「…なつ君」
赤「……どしたん」
初期の方は、そうやって呼んでたな…懐かし…。
ー 次の日 ー
黄「…なつさん」
赤「…みこと、どしたの」
毎日呼び方変えてるな…他人行儀っぽくて、ちょっとやだ。
ー 次の日 ー
黄「……なつ」
赤「っ、な、なに?」
無駄に声いいし、みことからの呼び捨てなんてなれてないからか身体が熱い。今日ずっと呼び捨て…?
ー 次の日 ー
黄「なっちゃん!!……うん、やっぱりなっちゃんが一番落ち着く。」
赤「…なんだったんだよ」
黄「ちょっとなっちゃんの呼び方変えてみたかったんよ!」
……そんなキラキラとした笑顔で言ってくるみことは、とても可愛い。
_____________
<呼び方:Part2>
黄side
赤「…みこちゃん」
黄「ほぇ、どしたのなっちゃん」
あんまり呼ばれへんからちょっとびっくりするな…
ー 次の日 ー
赤「…みこ」
黄「っ、なっちゃん…なんかあったん…?」
な、なんか呼ばれ慣れないから恥ずかしいな…
ー 次の日 ー
赤「……みことさん」
黄「な、なつさん?」
毎日呼び方変えてるのどしたんやろ…あ、おれが前になっちゃんにやったんやっけ。
ー 次の日 ー
赤「みっちゃん」
黄「…なっちゃん!」
おれがなっちゃん呼びだから、みっちゃんと呼んでくるのはなんだかお揃いで嬉しい。みっちゃん呼びするなっちゃんもかわいい。
ー 次の日 ー
赤「みこと」
黄「あ、満足したんや…」
赤「だって前なんかよく分かんなかったし、こっちだけ振り回されてんのも癪だったし…仕返し」
赤「ねぇ、どの呼び方が1番ドキッとした?」
黄「…………なっちゃんから名前呼ばれるだけでおれは嬉しいから…ぜんぶやな。」
赤「っ、お前さぁ…」
呆れてそうななっちゃん。
でも、やっぱりみこと呼びが1番安心するな…。
_____________
<甘えたい赤色さん>
みことside
個人的にやってきたダンス練を終え、愛しの恋人が待ってるお家の扉を開ける。
「なっちゃん、ただいま!」
「お帰り、みこと」
ちゃんと玄関で待っててくれてるのかわいい。
「ね、みこと…ぎゅーして?」
「い、いま汗かいてるから!だめ!」
「えー…気にしないのに…」
「すぐシャワー浴びてくるから…!待ってて?」
「……みことのばか、こっちはずっと待ってたんだけど」
「うぅ…そうやけど…」
この汚い身体でなっちゃんに触るのは嫌なんよ…!おれやってなっちゃんとぎゅーしたい…!!
「俺が気にしないって言ってんだからしてよ。言わせたいん?ばかみこと」
「ほ、ほんまに?してええの?」
「何回言わせんの、ぎゅーして欲しいって言ってんじゃん…みことが嫌ならいいけど?」
「嫌なわけないやん!」
「…ん」
こっちを見つめながら顔を赤らめて、腕を広げ始めるなっちゃんに、控えめに抱きつく。
「…匂い、気にせえへん?大丈夫?」
「心配しすぎ。…俺は、みことがどんな事になっても好きやけぇ、安心しろ」
「_!おれも、なっちゃんのこと好き。大好き。…なっちゃん…」
「なに?」
「も、もう少しこのままでええ?」
「…ふはっ、かわい。好きにしていいよ?♡」
「なっちゃんの方がかわいいやろ…えと、ならもう少しだけぎゅーする…」
気づいたらなっちゃんは眠っていた。かわいい。
起こさないようにそっとベットに運んで、寝かせてあげる。頭を撫でた後に、寝顔を撮って、頬にちゅーをして、寝室から出る。
甘えてくるなっちゃんは、やっぱりかわいい。
_____________
<黄色さんに振り回される赤色さん:Part1>
_黄さんの家でお泊まり_
sideなし
「…んん、みことぉ…眠い…」
「ふふ笑、眠いねぇ、寝る?」
「そふぁー、連れてって…うごきたくない…」
「ちゃんとベッドで寝なきゃダメやでなっちゃん」
「ならみことのベッドで寝るからぁ…連れてって…」
「んもぉ、なっちゃん…ばぶなんやから…」
「……………な、なんでお姫様抱っこしてんの!?」
少し意識がはっきりしたのか、急に顔を真っ赤にして足を動かすなっちゃん。
「わっ、暴れたら危ないよなっちゃん」
「もういい、もう起きたからっ…自分で…」
「ソファじゃダメなんやって。お布団も無いし…おれと寝よ?」
「…ばか」
「なっちゃん、おやすみ」
「…おやすみ」
拗ねたように言って、おれに背を向けたなっちゃんの耳は赤くてかわいかった。
ー 赤side ー
…寝れない。お姫様抱っこされたせいで酔いが覚めたし、恋人が隣で寝てるし…なんでこいつこんなすぐ寝れんだよ…。
「…Zzz...なっちゃ…」
「っん♡……最悪…。」
腰触られたせいで変な声出ちゃったじゃん…無意識だよなこいつ、わざとだったらまじで…
…目つぶるしかない、か…
ー 次の日の朝、黄side ー
「…んん、なっちゃん…?」
なんでこんな近くになっちゃんの顔あるんやろ…あったか…あ、おれがなっちゃんに抱きついてるからや…。
「…Zzz...みこと…」
寝顔もかわいいし、おれの名前呼んでるのもかわいい。
また今度一緒に寝ようね、なっちゃん。
_____________
<黄色さんに振り回される赤色さん:Part2>
みことside
黄「なっちゃんまだ寝とるなぁ…かわいい」
あの400日振りのオフコラボ配信の後。なっちゃんの家からおれの家に移動してきて、映画を見てそのまま寝落ちしちゃったみたい。
いつもはなっちゃんが先に起きるから、あんまり家で寝顔を見たことないな…。お酒飲んだ時は大体寝とるけど…。
…たまには、おれがなっちゃんを起こしてみたい。朝起きて一番最初に目に入るのは、おれであってほしい。
王子様らしく、キスでもして起こしてみようかな…
黄「…なっちゃん、大好き」
なっちゃんの白くて綺麗な頬にキスをする。
___これくらいじゃ、起きへんか…無理に起こすんも悪いし、ご飯でも作ってこようっと。
◇◆◇
暇72 side
黄「___寝とるなぁ…かわいい」
なにいってんだこいつ……かわいくないだろ…っ。
脳は起きたけどまだ少しだけ眠く、瞼が重くて目を閉じていたときに聞こえたみことの声。
俺に合わない言葉を言われたせいで完全に眠気は覚めたが、今起きるのはちょっと恥ずい気がする。
黄「…なっちゃん、大好き」
そのまま寝たふりを続けて、みことから愛を伝えられたと思ったら突然頬に暖かくて柔らかい感触を感じる。…今の、キスされた時の感覚と一緒じゃ…っ
そう考えたら身体中が熱くなってきて、顔にまでその熱が伝わりそうになる。バレないように、必死で寝たふりしないと…
まじで何やってくれてんだよ…みことのばか…
◇◆◇
この後、ご飯を作り戻ってきたであろうみことが、俺の顔を見たら赤すぎて熱が出たかと心配し、看病された。
_____________
<本音が出ちゃった黄色さんの話>
ー 黄赤両片思い ー ー学パロー
みことside
授業が終わって、お昼休み。先になっちゃんが食べ終わったのか、スマホをいじっていた。
赤「……あ”ぁもう、出ねぇんだけど!」
黄「なっちゃんいらいらしないよ?どしたん?」
赤「…ガチャ、目当てのやつが来ないんだもん…」
黄「そっかぁ…」
赤「…みこと、引いてくんない?俺の物欲センサーで出ない気がすんだよね」
黄「うぇ、でも出なかったら悪いし…」
赤「お願いみこと!!みことしか頼めない…」
黄「う………出なくても知らんからね!」
そんなこと言われると断りずらい。…何よりなっちゃんにおれしかいないって言われたのが嬉しかった。
10連 のボタンを押すと、画面が固まる。…おれ、壊した?
赤「…っ、ロードきた……頼む…」
ろーど…?
赤「……!ナイスみことぉ!!よっしゃぁぁぁ!」
黄「はぇ!?出たん!?」
赤「出たぁ!まじでありがとうみこと、結婚する?」
黄「したい!!」
赤「………えっと、冗談だからな?」
黄「…あ」
思わず本音を言ってしまったおれに、顔を赤らめながら気まずそうに言ってくるなっちゃんにつられて顔が熱くなり、めちゃくちゃ気まずかった。
_____________
<ただの可愛い後輩に>
黄(後輩)×赤(先輩)
side赤
黄「うぇっ!?」
足でも踏み外したのか、間抜けな声をあげるミコト。手すりにしがみついていたので、無事だったっぽいが。
赤「ふはっ、気をつけろy_っ!?」
黄「せんぱいっ!?」
あ、落ちる__。骨、折れないといいな…。目をつぶって衝撃が来るのを耐える。……が、いつまで痛みは経っても来ない。
黄「…せんぱい、大丈夫ですか?」
目を開けると、視界に写るのは茶色がかった黄色のネクタイ。…このネクタイ、みことのじゃ…なんでここに…
赤「っ!?」
顔をあげると、みことが心配そうな表情で俺を見ていて。
…みことに抱きしめられてるんだと理解する。
黄「せんぱい…?顔赤いですけど、怪我してたり__」
赤「大丈夫、大丈夫やけぇ、そんな見んなって…」
顔をぐっと近づけてくるみこと。可愛い後輩にしか思ってなかったはずなのに、顔も体も熱い。なんで…なんで、こんなドキドキして…………好きになってんだよ…。
_____________
<変わらない気持ち> ※死ネタ(だいぶとぅー世界線)
黄side
黄「なっちゃん!!」
赤「っ!?…みこ、と…」
黄「なっちゃん、その薬、何なん?」
赤「……____毒。」
黄「…!!」
危なかった。もう少し、遅れていれば。そもそも、気づかなければ。なっちゃんが毒薬を飲むところやった。しかも、2錠も持ってる。
最近のなっちゃんは、笑った後に曇った表情を浮かべることが多くなっていた。だから、ずっと気にかけていた。
まさか、死のうとしてるなんて思ってはいなかったけど。
黄「……なっちゃん、なんで…毒を、飲もうとしたん…?」
責めちゃだめ。優しく、話さないと。
赤「……みことが、俺の傍からいなくなるのがっ…こわくて…」
戦いが終わって平和になり、何も起きないこの平穏な日々が怖かった。特に、おれが死ぬところだけは見たくもなかった。泣きながら話してくれた情報をまとめるとそういうことらしい。…おれのこと、好きすぎてそうなったんや…
赤「…みことが死ぬ前に俺が死ねば何も怖くないじゃん…?」
赤「自分勝手すぎるよな…ごめん…ごめんなさい…でももう、生きるのは怖いけぇ……みこと…俺の事、殺してよ」
黄「…っ、なっちゃん…」
黄「おれやって、なっちゃんがいない世界なんて怖いよ…」
赤「…そう、だよな」
黄「だから、なっちゃん…一緒に、死のう?」
赤「は、なんで…みことは死ぬ必要、無いだろ…!!」
黄「なっちゃんがいない世界なんて、おれが生きる意味ないもん」
黄「なっちゃんだって、そうやろ?」
赤「........お前は、それでいいの?」
赤「俺の為に、命を落とすなんて…」
黄「…なっちゃんの為に死ねるなら本望やで?」
赤「っ…みこと…」
黄「……薬、ちょーだい?おれは、それがいい。なっちゃんと、一緒に死にたい。」
なっちゃんがいいなら、と付け加えて。返事を待つ。
全部、本心だから。なっちゃんを殺すならおれがいいし、誰かに殺されるならなっちゃんがいい。死ぬ時一緒にいるのもなっちゃんがいい。先を越されるくらいなら、もうここで…。
______なっちゃんが渡してくれた毒薬を口に含む。丸い、小さめの錠剤。糖衣がついているから、まだ効果は出ないやろう。
…おれが、なっちゃんを。
赤「んぐっ……!?」
黄「…飲めた?」
赤「…びっくりしただろうが、急にキスしてくんなよ…」
口移しで薬を飲ませたからか、なっちゃんの顔が赤く染まる。ちゅーが好きななっちゃんも、顔を真っ赤にするなっちゃんも
黄「かわいい♡…なっちゃんもおれに薬飲ませて?」
赤「……んっ…」
黄「……ありがとう」
なっちゃんが、おれを。
◇◆◇
赤side
赤「みこと…っ!?」
俺がみことに薬を飲まさせた後、急に引き寄せられて、体が暖かい腕で包まれる。今、ぎゅーされてるんだ。
……お互いを感じているうちに、だんだんと、意識がうすくなってくる。俺のだいすきな、みことのはちみついろのひとみが、ぼやけて見える。
それでも。
赤「…みこと、だいすき……」
このきもちだけは、わからないから__。
_____________
<構って>
side赤
黄「ハル、おいで~…」
黄「あくびしちゃってぇ…ねむいん?かわいい」
黄「ハル~!」
みことの家に遊びに来たのに、じゃなくてハル君のことばっか構って、見て、遊んでるみこと。
……俺は?確かにハル君もすげぇ可愛いし見ないと人生損やけぇ、良いけどさ。
…俺の事だってかまって欲しい。恋人、なんだから。
赤「ねぇ、みこと」
声をかけると、ようやく目が合う。
赤「ハルの次は?」
黄「へ?」
赤「俺の事も…構ってよ。春夏秋冬、春の次は夏なんだから。」
黄「ハル、なつ…ほんまや」
赤「ぎゅーしてよ、みこと。ハル君の事ばっか構ってて……寂しかった」
黄「!……なにそれ、かぁいい。」
赤「そんなにかわいいって言うんなら、俺のこと、これからも見ててね」
黄「かわいい。言われなくても!」
◇◆◇
ー 次の日 ー 黄side ー
赤「ハル君、これ?このオモチャ好きなの?」
赤「ふはっ、そんな取り方すんの?可愛いw」
赤「ハル君可愛い、俺の家くる?」
……昨日の甘えてきたなっちゃんなんやったん!?いやめちゃめちゃかわいかったけど!今日はなっちゃんがハルのことばっか構っとるし…!
黄「ぅなっちゃぁん!!おれは!?」
赤「今ハル君と遊んでる」
黄「なっちゃぁん!」
____まぁ、ツンケンしてるなっちゃんも甘えたがりのなっちゃんもかわいいからええか。ハルと遊んでるなっちゃんかわいい。
_____________
<この世で1番〇〇なのは>
魔女:黄 姫:赤 鏡:桃(深い意味はない)
ー 鏡side ー
黄「鏡よ鏡、この世で1番美しいのはだぁれ?」
鏡「それは、俺…じゃなくて、みこと様です」
黄「おれより美しい人がいるやろ?」
鏡「……暇いとま様です」
黄「1番かっこいいのは?」
鏡「暇様…」
黄「1番かわいいのは?」
鏡「暇様です」
黄「1番なっちゃんの事を愛してるのは?」
鏡「それは間違いなく紛れもなく変わることもなくみこと様です。」
黄「覚えとるね、いつもありがとう」
鏡「いえ…」
◆◇◆
みこと様が立ち去って、また別の人が来る。
そう、これが件の暇様だ。
赤「鏡よ鏡、この世で1番かわいいのはだぁれ?」
鏡「…それは俺…じゃなくて、暇いとま様です」
赤「俺はかわいくねぇから。鏡よ鏡、俺以外でこの世で1番かわいいのはだぁれ?」
鏡「……みこと様です」
赤「1番かっこいいのは?」
鏡「みこと様です」
赤「そ、みことがいっちゃんかわいくてかっこいいんだから覚といて」
赤「……一応、この世で1番俺の事愛してるのは?」
鏡「それは間違いなく紛れもなく変わることもなくみこと様です。」
赤「……そっか、良かった…。」
鏡「…」
なんで毎日こんなバカップルの対応しなきゃいけないんだぁぁ…多忙で割れるって…寝不足で反射強いって言われるし…。
初めて会った頃のみこと様と暇様は初心でかわいらしかったんだけどなぁ…。
◆◇◆
これは、みこと様と暇様がまだ付き合う前の話。
いつもやることがない俺は、みこと様の様子を見る。
いつもはりんごを取って帰ってくるだけのみこと様だが、その日だけは違った。たしか、りんごを落として…追いかけるうちに、違う道に入ったんだっけ。
そこで出会ったのが、今の暇様。彼は、横たわっている兎に声をかけて、看病していたのだ。動物が好きなみこと様はいても立ってもいられなくなり、暇様にすぐ声をかけ、″魔法″で兎を治した。
暇様に「ありがとうございました、助かりました。俺、暇なつって言います。あの、お名前は?」と聞かれた時に、初めて暇様と目が合ったらしく。その笑顔に一目惚れし、焦ってしまって「みことです。」とだけ伝えてそのまま帰ってきたのだ。
それ以来、ずっと毎日この調子だった。
黄「鏡よ鏡、この世界で一番かわいいのはだぁれ?」
鏡「……それは、俺…じゃなくて、みこと様です」
黄「違うやろ?ちゃんと言って?」
鏡「…暇いとまなつ様です」
黄「そうそう、なつさんが1番かわいいんよ。覚えてな?」
黄「なつさんはな__」
この後俺にヒビが入るまで語られた。
◇◆◇
さすがにそろそろ2人の関係に焦れったくなり、少しだけアドバイスをする事にした。
鏡「そんなに暇様が好きなら話しかけに行ったらどうですか?」
黄「無理に決まってるやん…会った時のこと覚えてないかもしれへんし…」
鏡「暇様はずっとうさぎ達と話しているので、話し相手を欲しがってると思いますよ?」
鏡「それに、倒れた兎を暇様が一生懸命治療してた所をみこと様が助けたことで出会ったんですから覚えてないというのは考えにくいと思います。」
黄「えぇ…いやでも…急に話しかけるのは難しいというか……」
鏡「いいからはやく行って来てください」
黄「うぅ…」
ここから先の様子は見ていない。ヒビが入るくらい疲れてしまい、見る余裕も無かったからだ。
まぁ、いつかみこと様が思い出すだろう__。
◇◆◇
ー 黄side ー
毎日毎日、鏡になっちゃんの良さを覚えさせる日々。なっちゃんに会ってからずぅっと、なっちゃんのことばっか考えてる。
初めて会った日のことも、初めて話した日のことも鮮明に覚えてる。
そう、確か鏡に辛辣なことを言われたのがきっかけで話しかけに行ったんよ__
◇◆◇
家の近くにある森の中に入っていくと、そこには兎さんに囲まれながらりんごを食べているなつさんがいた。かわいい。
囲まれてるうさぎの中には、なつさんが必死に怪我を直してた兎さんもいて、自分が魔法を使うことが出来て良かった、と初めて思う。
そんな風になつさんをずっと見ていたら宝石のように綺麗な赤色の瞳と目が合う。合ってしまった。
赤「__あ、この前の…みことさん」
黄「覚えてたんですか!?」
なつさんがおれを覚えていてくれていたという事実が、たまらなく嬉しい。
赤「そりゃ、兎さんの怪我治してくれたので」
兎さん呼びなのかわいい…
黄「いや、あれは…なっ、なつさんが、先に手当してくれてたおかげで…!!」
赤「みことさんが居なきゃダメだったんですし…ほんとに、ありがとうございます。何かお礼させてください」
黄「お礼…」
なつさんして欲しいこと…?
黄「恋びっ_」
赤「…恋?」
黄「と、友達になってください!おれと!」
赤「え、そんなのお礼にならないんじゃ」
黄「ずっと前からなっ、なつさんと話したいと思ってて!ぅえっと、その…!やから…」
赤「…俺も、話し相手欲しかったんで…みことさんがいいなら、友達なりたいです。」
黄「ほんまに!?…あ、ほんとにいいんですか!?」
今度は自分からなっちゃんの目を見つめると、視線があって。なっちゃんは目を見開いて微笑ってくれて。
赤「敬語やめようぜ、友達なんだし。」
黄「_!なつさ…なっちゃん!」
赤「いきなりやん…みこと?」
黄「なっちゃん!」
好きな人から名前を呼ばれるのって、こんなに嬉しいことなんや。
…今度は、お礼、じゃなくて。心から、なつさん…ううん、なっちゃんに好かれて、恋人になりたい。
◇◆◇
あの時のおれに、言いたいな。
今、世界一かっこよくてかわいくて美しい恋人が出来ました、って。
______________________












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!