夜遅くまで仕事をしていた母親は
俺が親父に暴力を振るわれているとか
知らずに居た。
それで良かったんだ、それで知っていたら
多分 仕事をやめてずっと家に居たかもしれないから
俺はいつもビクビクしながら家に帰って居た
今日はどんなことされるだろうか、
そんなことしか考えて居なかった。
1度、8時まで友達の家にいた事がある
その時は母親にもちゃんと話して
友達の家に泊まったのだが
次の日家に帰って来たら仁王立ちに立って酔っ払った親父が待って居た
その日は、服で見えないとこ以外にも
血が出るまで殴られた。
痛いどころじゃ留まらなくて、
2~3本は折れたかと まで思った。
この日は母親が残業で、帰って来るのが遅かったから
どうにか傷を隠すことが出来た。
両親が寝たのを見計らって、外に出た。
ちょうど、さっき怪我を隠す為の包帯が切れたとこだったので
近くのドラッグストアに寄ることに
さっさと包帯を買って家に帰った。
深く被った帽子を脱ぎ ふと、考える
さっきの人と女の人はきっと夫婦で
女の人の腕には可愛い子供が抱かれていた とか
あの人達は 良い家庭なんだなって
少し胸がキュッとなった。
なんで、俺と母親がこんな思いをしなきゃいけないのか
考えると止まらなくなり 結局今日は明け方まで起きていた。














編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。