第3話

迷惑
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2024/02/06 07:09 更新
俺は、車を走らせて不動産屋へいった。
扉のことをどういう風に、どう話をしようと不安な気持ちで頭がいっぱいになった。
山本
山本
す、すいません
俺は、勇気を振り絞って声をかけた。
2週間前、この家を買うか、相談に乗ってくれた人だ。
不動産の人
不動産の人
どうしましたか?
山本
山本
2週間ほど前に、○○の家に引っ越したものなんですが……
これまで家で起きた、不可解なことを全て話した。
途中、声と手が震えそうになった。
山本
山本
この家で、事件かなんかが起きたことありますか?
不動産の人
不動産の人
私が知っているなかでは、特にありませんし、この家を拝見したときもそのような扉は見たことがありません。
事件があったかどうか1度調べてみます。
不動産の人は、俺の話を疑わず真剣に聞いてくれて、真面目な対応をしてくれた。
少し気が楽になった。
今は、不動産屋が忙しくて電話も鳴り続いていた。
不動産の人
不動産の人
後日、もう一回きてくれますか?
明日、この件について詳しく教えてくれると言う。
泰介の家
泰介(たいすけ)
泰介(たいすけ)
なにか進展はあったか?
山本
山本
特に目立った、事件はないって。
不動産が忙しかったから、また明日詳しく話してくれるらしい。
優太(ゆうた)
優太(ゆうた)
まぁあんまり気にすんなよ。
お前には、俺達がついてるからさ!
優太は、照れくさそうに話した。
だけど嬉しかった。こういう「親友」がいて幸せだと、改めて実感した。
だけど同時に、これ以上、優太達には迷惑をかけてはいけないと思った。
最近は、扉のことで夜眠られないことも多くなっている。そこでも優太と泰介に励ましの言葉をもらいながら、なんとか寝ている。
だから当然、優太と泰介の寝る時間も遅くなっている。「もう迷惑は、かけられない…」
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