【太宰side】
私は今、乱歩さんと口付けをしている。
乱歩さんはトロンと顔が火照っている。
私は口付けしている最中にどさくさに紛れて服の下に手を入れようとした。
そーっとズボンを伝い、シャツの中に片手を滑らせる。
手の進みが止まる。
乱歩さんに手首を掴まれた。
キスだけの条件……そう、私たちはキス以上のことはしない。
キスフレ──所謂、キスするだけの友達
あーあ。抑えきれなかった。
私はぬるい芝居をやめた。
私を引き離そうと必死に乱歩さんは悶える
壁に押しやって逃げ場がない乱歩さんは強行突破として舌を噛んできた。
唇からは離れたものの矢張り逃げ場のない乱歩さんはふんっと顔を背けることしかできていない。
口の中が少し鉄の味がする。
私は乱歩さんの耳元でねっとりと囁いた。
案の定、乱歩さんは顔を真っ赤にする。
私の胸ら辺を押し、必死に逃げようとする。
頬に手を添えてグイッとこちらの方に向けさせる。
結構な力だ。あからさまに私から顔を背けたいのがわかる。
キリッと鋭い目付きで私の顔を睨む。
乱歩さんはみぞおちに目掛けてグーパンを喰らわそうとしていたが、あっさりと手で止めてしまった。
捕まえた手を片手で頭の上で押さえる。
片方の手も一緒に固定した。
乱歩さんは口を噤む。
相変わらず、睨み続けるだけ。
私は乱歩さんにキスをした。
口を開けてくれなかったが、鼻をつまんであげたら直ぐに口を開けてくれたので隙をつき、舌を絡ませる。
んっんっと声を上げる乱歩さん。
涙目になりながらも必死に私の舌から逃げようとしているのが可愛かった。
涎が溢れて垂れる。
わざと水音をたたせてみたり、上顎を舌でなぞってみたり楽しんだ。
そして、空いてる手で器用にズボンを脱がす。
キリッと涙目になっている目で睨まれる。
ハムっと乱歩さんのを頬張る。
バタバタと足を動かし、私を退けようとするがまぁ、私は意地でも退きません。
よかったと内心で思いながら、最後のひと手間をくわえる。
先程よりも口に頬張り、喉を使う。
私自身でやって何だけども、喉が圧迫される感じが堪らない。
必死に訴える乱歩さん。けど、私は離してやるものかという気持ちで咥え続ける。
ラストスパートに火をかける。
達した乱歩さんを確認し、私はジュボっと音を立てながら咥えるのをやめた。
そして、乱歩さんが見えるように「ごくん」と音を立てながら白濁を呑み込む。
後処理まで手伝うと今後もやらせてくれなさそうと思ったため、大人しく諦めることにした。
扉の前まで行き、乱歩さんの方へ振り向く。
絶対に次を作ってみせますよ。
私に不可能はないですから。───
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。