研究所…と言うよりUFOの方があってるような気がする大きな建物の正面に立つ。
出入口は厳重なセキュリティで守られてるようだから、声を張り上げるしか中と連絡は取れなさそう…
ゴウが代表で声を上げると、ドアが開き、そこからマネネがちょこんと顔を出した
そう、ついつい漏らすと、嬉しそうにぴょんぴょん跳ねて軽くステップを踏む
3人で口論していると、マネネが知らないうちに呼んできたのか、ダンボールを3つ重ねて歩いている忙しそうな男性が私達を見ていた
そのにっこりと笑う顔と手にある重そうなダンボールで何となく察してしまった私はちりっと目線を横にずらした
3つダンボールがあって、1つはサトシに、2つ目はゴウに持たせて、最後のは自分で持ったマネネが呼んだ男の人。
「お嬢ちゃんに持たせるわけには行かないよ」って言ってくれたのほんとにやさしいとおもう。
私の親友3人はお嬢ちゃん扱いなんてぜぇったいにしないもん、。なんなら男子扱いの方があってくるらいの扱い。
だから私は何も持たずに高嶺の見物。あー幸せ。
考えてることが分かったのか、ゴウはジト目、サトシは苦笑してる
ふっ。これが女子の特権さっ。なんて思っても口にした暁には私の人権が無くなるので言うことはしないでおく、
そして、扉の前で止まったダンボールさん(仮名)
扉があかないようで、しまいには扉を蹴って無理やり開けてた。
それでいいのか、、
これには3人で見つめあって苦笑
そして扉が開き、資料室のようなところにダンボールをおいたダンボールさんはゴウとサトシにもその辺に置くように指示する
おいたダンボールをゴウがこっそり開けると、1番上に1枚の写真が…
ピントがあってなくて、ぼんやりとしているが、確かにミュウの写真。
めちゃくちゃ本が並んでて、ミュウに近づきたいことがほんとにわかる。
……私、バレたらどうしたらいいんだろう、。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。