第3話

#2 奇跡の無駄遣い
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2025/10/13 11:55 更新
桃川 咲桜
・・・・・・あれ? メテヲさん、今日は早いですね。何かありました?
ぐさおさんがそう声を掛けてくれたのは、入学式の翌日。
メテヲ____天羽あまはね 流星りゅうせいは、彼女の不思議そうな表情を見ただけで心臓が跳ねる。

メテヲが早く来るのは、勉強するためにぐさおさんがいつも早くに教室に居るから。メテヲさえ早くこれば、毎朝のように2人になることが出来る。
今年同じクラスになれたのは、本当に奇跡だと思う。
天羽 流星
ん〜・・・・・・。強いて言うなら、会いたい人が居たから____かな
桃川 咲桜
へっ・・・・・・?
ぐさおさんは戸惑ったように瞳を彷徨わせ、何か言おうと意味も無く口を開け閉めさせる。
頬を赤く染めた彼女を不覚にも「可愛い」と思ってしまい、自分に頬の赤さが伝染してしまわないよう、必死にポーカーフェイスを保つ。



いつからだろう。こんなにもぐさおさんのことを愛おしく思ってしまうようになったのは。
____それと同時に、胸が苦しくなってしまうのは。

本当は全部分かっている。何もかもがどうでも良くなってしまう程優しい瞳の先に、メテヲが居ないのも。
メテヲと関わって居る時、別の人の事を考えているのも。
全部全部、分かりきっている。



さっき「同じクラスになれたのは奇跡だ」なんて思っていたけれど、これじゃあ奇跡の無駄遣いだ。
桃川 咲桜
メテヲ、さん? どうかしましたか・・・・・・?
心配そうな表情でこちらを見るぐさおさんに、メテヲは慌てて笑顔を作った。
天羽 流星
ううん、何でも無い! そろそろ人来るはずだし、メテヲ自分の席戻るね
桃川 咲桜
? 分かりました・・・・・・?
その言葉を合図に、窓際の隅っこの席へと向かう。
・・・・・・ぐさおさんにまで心配かけて、申し訳無いな。

どうしても重なってしまう〝あの姿〟を、メテヲは未だに振り払えずにいる。
響 流音
・・・・・・つまんないの
口から零れ出た言葉は本心なのか、はたまたこの雰囲気にノリで言ってしまっただけなのか。
その真相は、もはや神さえ知らないだろう。









東雲 陽稀
____なーにがそんなに〝つまんない〟んですか?
響 流音
ふぇっ!?
突然背後から聞こえてきた声の主は、いつもの笑顔で私の前にやって来る。
っていうかさっきまで、レイラーさんと話してたんじゃ・・・・・・?

見るとレイラーさんは、iemonさんと雑談しているようだった。
東雲 陽稀
「ふぇっ!?」って笑 すみません、驚かせたつもり無いんですけど
響 流音
い、いえ、大丈夫です・・・・・・
不意打ちって、すごくずるいと思う。自分が何も気にしてないからって____。
響 流音
・・・・・・
____私、今なんて? 別に私、レイマリさんの事何とも思ってない、よね?



うん、絶対にそう。遅刻魔でちょっと不良の雰囲気もあるレイマリさんの事に、〝あの感情〟を持っているだなんて____!
響 流音
有り得ないっ!!!
東雲 陽稀
えっ急にどうしました!?
向こうからすれば突拍子も無い言葉の叫びに、レイマリさんは全く同じ声量で返してきた。流石レイマリさん・・・・・・。
響 流音
・・・・・・いや、気にしないで大丈夫です
私、さっきから「大丈夫」しか言って無いな。

けれどどこか、この何気ない会話に安心できるような気がして。
思っていたよりも大きく膨れていたその想いに、嫌でも気付いてしまう自分が居た。
Rinka
Rinka
え、あれ・・・・・・? 何か今回駄作・・・・・・?
Rinka
Rinka
と、改めて思ったRinkaですどうも()
Rinka
Rinka
まあそれをスレガンの明るさで誤魔化して行くんですけれども((
Rinka
Rinka
すみません調子乗りました


Rinka
Rinka
____あっクラス表貼るの忘れてましたね!? 今貼ります!
Rinka
Rinka
何か画質悪い・・・・・・? すみません
Rinka
Rinka
あれですね、今日は謝る日です()
Rinka
Rinka
次回もこんな感じでクラスの様子をお見せすると思います!
Rinka
Rinka
それではこの辺りで、ばいばい!

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