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第7話

06 違和感
202
2026/08/23 08:30 更新
昨日の涼ちゃん様子おかしかったな…



気のせいだといいけど…



視えてない人なはずなのになんであんな…


wki
元貴おはよー
omr
あ、おはよ
fjsw
おはよーー



今僕たちは夏休み期間というわけで仕事がない



だから僕の家に二人を呼んだ



…昨日の高野の言葉



思い出すほど、きっと知らなきゃいけないと思う



リビングのソファに腰掛けて二人を見つめる


omr
若井
wki
ん?
omr
……教えて、全部
wki
……



ピシッという音が聞こえるほど若井表情が凍ったことがわかった


fjsw
……、…



僕は構わずそのまま言葉を紡げた


omr
世間に関わるんでしょ?…視える人にとっては地獄なんでしょ?……視えない僕からすればどんなことが起きてるかとか分かんないし、想像したってその何万倍もやばいんだろうけど



若井は表情を少し変えて、俯いた



その顔は、泣きそうに見えた


wki
……元貴たち巻き込みたくないもん
wki
…それに…高野は優しいから…ああ言ってたけど、俺はやだ、巻き込みたくない、もう、見たくない



強い拒絶が含まれたような声だった


fjsw
……
omr
……見たくない?…それってどういう



言い終える前に若井は立ち上がり玄関へと向かう


wki
用事思い出しちゃった、…ばいばーい
omr
あ、ちょッ…



そのまま出ていってしまった


omr
……見たくないって……



巻き込まれた人が過去にいるってこと……?



世間に関わる話を聞いて……


fjsw
……あんま深追いしない方がいいよ元貴
omr
え?



涼ちゃんの目は凍りついていた



部屋の温度が一気に下がったような錯覚に陥る


fjsw
…その方がお互いにも安全だし、無理して聞き出すようなことでもない、僕たちは視えないんだから、…聞いたってなんにもできないよ元貴には
omr
それはッ…そうだけど…
fjsw
………、ごめん、空気悪くしちゃった、帰るね
omr
あ……



そのまま涼ちゃんが出ていき一人きりになる



僕は動けなかった



若井に拒絶されたからじゃない



涼ちゃんに冷たい目で見られたからじゃない



……ただ、とてつもない違和感が僕の体を支配していた



『涼ちゃんは本当に視えない人なのか?』



一度出た違和感はすぐには消えてくれない



違う、そんなはずないと矛盾した心を抱えながら



僕はやっとの思いで自分の部屋に行きベッドに倒れこんだ


不穏回が続いている…

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