第36話

体調不良 🦊 × ⚽️
2,159
2024/03/29 10:21 更新






ケン → 体調不良

トモヤ → 看病








リクエストありがとうございました!🪷















Ken side










ダンストレーナー
はーい、お疲れ様

YU
お疲れ様でしたー
KEN
お疲れ様でしたー



やっと一日のレッスンが終わった。



時刻は午後10時。



練習室のデジタル時計が21:59から22:00に変わった瞬間を見てなんだか得した気分になる。



今日は調子がいい。



挨拶をしたあと各々で荷物をまとめて車に乗る。






TOMOYA
今日やばかったわ、足全然回らん
YUKI
ほんまそうやんな!?俺もやばかった……
KEN
まじ?
HARU
ケン今日調子良かったよな?なんか変なもんでも食べたか?ㅋㅋ
KEN
食べてないって笑


事務所から宿舎まで車で20分。



気づいてないだけで疲れていたのかいつの間にか眠ってしまっていたようで



瞼を開けると蛍光灯が光る宿舎の前に着いていた。



春先とはいえ夜はまだ車の外に出ると寒い。



ワイワイと喋りながらエレベーターに乗ると、中のよどんだ空気のせいかさっきの眠気が戻ってくる。









TOMOYA
おい、ケン、起きろ
KEN
え?
TOMOYA
え、ちゃうってもう8階


立ち寝してた、?



エレベーターの開ボタン押し続けるのも大変なんだからー!というトモヤの苦情を耳に流し棒のようになった足で部屋まで辿り着いた。



KEN
ゔぁ゙〜〜〜!!!
ソファー最高、寝そう俺、
HARU
寝たら風邪ひくで
YUKI
ほんまや!風邪ひくでー!


ばふ、という音とともにユウキの体が俺に覆いかぶさってきた。



ユウキは練習のあとでもなんかいい匂いすんなーと思いながら重さに痺れかけた腕をユウキの体から引き抜く。



KEN
あ゙ー、いい匂いユウキ……
YUKI
最近はじめて香水買った!
KEN
それかな……、やばいマジで寝る
TOMOYA
ベビーパウダーの香り?ㅋㅋ
HARU
笑笑笑笑
YUKI
名前忘れたなー、なんかジバンシィのやつやった
YU
プチサンボン?
YUKI
それそれそれ!!なんでわかるんや笑笑
YU
ヒョンやけんなー、分かってしまうんよ
KEN
あれ?セイタとユウヒは?
TOMOYA
ヒュイヒュイさんたち風呂行ったで
HARU
ヒュイヒュイさんㅋㅋ早くね?






ユウヒたちを待つ間に香水トークで盛り上がる。


TOMOYA
俺は使わない派!!
YU
使ってそうなのに意外やな
TOMOYA
なんかでもあれかも、ライブとかするようになったら欲しいかもな
YU
確かにな、勝負用的な
YUHI
勝負用って笑笑
YU
あ、おかえりー笑怪しい意味ちゃうけんな?ハルは何使いよん?
HARU
なんかディプティクのやつ
ねーちゃんのお下がり
YU
俺も姉ちゃんに貰おっかなー
あれ、ケンは?
HARU
寝とるんちゃん?
SEITA
あんなに元気だったから疲れが溜まってたのかもね、
TOMOYA
……俺ケン風呂連れてくわ
HARU
おーサンキューよろしく
















TOMOYA
……ゴナ!ゴナ!起きろ!
KEN
ん〜〜、?眠いから寝る、……、
TOMOYA
眠いってもう朝やで!
KEN
は、……え?風呂は?
TOMOYA
ゴナが入らんって言ったんやん!
KEN
え、……まじ?俺が?



頭が痛い。昨日あのまま結局寝てしまったらしい。



今日は午前からダンスレッスンでボーカルは午後からという珍しいスケジュールだ。なんで今日に限ってハードなダンスレッスンからなのか。



……熱っぽい。



体温計、ヒュイに借りようか……



でも心配はかけたくない。ダンスレッスン終わって無理そうなら早退しよう、と決めて重たい体を起こしてシャワールームに向かった。








🚿








シャワーの熱で頭痛がひどくなる。



吐き気がしてきて風呂場から出た。





















HARU
先生来る前に新しい振り確認するんでいい?
TOMOYA
ういー、おっけー
YUKI
今回結構出来るかもしれん
HARU
聞いたで?笑笑
YUKI
や、やっぱ今のナシで








時間だけが過ぎていく。頭も痛い。だんだん足が上がらなくなってステップも遅れていく。





TOMOYA
ゴナ!やる気あるん?
KEN
あるから、分かってるって
SEITA
ほら、ケンも疲れてるんじゃない?昨日も寝ちゃってたし、ちょっと休も?
KEN
いい、できるから、
YUHI
……無理せんとってよ









あ、



やばい、目の前が真っ暗になっていく。必死に目を開けてるのにみんなの顔がだんだん見えなくなる。










KEN
ごめん、といれ、






殆ど真っ暗になった視界でフラフラになりながらドアノブを開ける







KEN
う  、ぁ゙
TOMOYA
ゴナ、ゴナ!!








Tomoya side









ケンが倒れた。
なんで気づいてあげられなかったんだろう
俺のせいだ。昨日の眠気をズルズル引きずって拗ねているだけだと思ったのに。



荒い息をするケンを支えて宿舎の鍵を開ける。



TOMOYA
……ごめん、病院は?
KEN
いかない、
TOMOYA
ほんまに大丈夫なん?



ゴナの額に手を当てる。



KEN
いい、
TOMOYA
良くないけん、熱あるやろ



汗でびしょびしょになったケンの服を脱がせる。背中もじっとりと濡れていて、このままだと風邪が悪化するはずだ。



KEN
、ごめん……
TOMOYA
え?
KEN
俺の自己管理が甘くて
KEN
みんなに迷惑かけるから……
TOMOYA
いや、風邪くらいみんな引くから大丈夫やで?俺おるけん大丈夫やって言ったやん
KEN
うん
TOMOYA
やから今日は寝んと、
KEN
ごめん、ありがとう




























END







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