第11話

Episode.11
12
2025/12/03 11:50 更新
あれから少し経って。
お医者さんから退院して良いと許可された。
少し嬉しくて。
少し不安だった。
私は今回入院する前に学校で倒れたらしい。
心配されるのが苦手な私は、学校に行くのが億劫になる。
嫌ではない。
でも、周りに迷惑を掛けたであろう私自身が、ノコノコと学校に行って良いものだろうか。
わからない。
それに、もう一回発作を起こして倒れたら、また迷惑をかけるだろう。
心配もかける。
それが嫌。
…………どうしよ。






____そして、問題なのは快晴。
快晴には、病気のことを何一つとして言っていない。




ごめんね、快晴。






それでも、私は死ぬまで隠すつもりだよ。








君は感が鋭いから、感づいているとは思うけどね。








お願いだから、あんまり怒らないでほしい。








黒崎ユラ
黒崎ユラ
………行ってきます。
お母さん
行ってらっしゃい。
貼り付けたような笑顔で私を送り出す。
その笑顔、本当に怖いからやめてほしい。







歩いて10分。
それくらいで学校には着いてしまう。
目の前には、楽しそうに一緒に登校しているカップルの姿が。




………想。
見てくれていますか?
一緒の高校に通おうって、話してたよね。
_____私の隣にいてくれていますか?











私たちには誰にも言っていない秘密があるんだよね、想?

















_______私たちは、今でも付き合ってるんだよね。

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