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第8話

第弐章『二つで一つ』 陸の目
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2025/11/25 17:00 更新
大神りうら
あにきっ!
珍しいらりうらの切羽詰まった声に、
昼飯何にしようかなあ、何て考えていた俺は、
驚いて振り向く。

見ると、顔を真っ赤にしたほとけが、
りうらに背負われていた。
獅子尾悠佑
え、どうしたん!?
ほとけ大丈夫なん!?
大神りうら
分かんない…
話してたら急に、と呟くりうら。

取り敢えず、体温計で体温を測る。

ぴぴぴ、と頼りない機械音が鳴り響いた。
獅子尾悠佑
四十二度ニ分…
冷えピタや薬を鷲掴んで、ほとけの部屋に急ぐ。

りうらと一緒に、ほとけをベットに寝かせた。
ふう、と一息吐く。

冷えピタだの薬だの、
細かい作業をひたすら行って、疲れてしまった。

皆には、りうらが伝えてくれているハズだ。

顔の赤みも引いて、
すやすやと、気持ち良さそうに眠るほとけ。

明日までに熱が下がらなければ
病院へ連れて行こう。









それにしても。
獅子尾悠佑
綺麗な部屋やなあ……
いつも騒いでいるほとけの部屋は、
何となく、
もう少しごちゃごちゃしていると思っていた。

この部屋は、ごちゃごちゃどころか、
埃一つ落ちていない。

それに、置かれている家具も、
あまり、ほとけが好きそうな色合いではないような。

綺麗過ぎるのだ。









━━━不気味な程に。

なあ、ほとけ。









獅子尾悠佑
お前は、一体、何を隠しとるん……?
…さて、と。

ほとけの具合も大丈夫そうやし。
獅子尾悠佑
昼飯作りに行くか!
今日は結構、さっぱりした料理の方がええんかな。

ほとけは多分、お粥やんな。

そんな事を考えながら、ドアノブに手を掛けた。









稲荷ほとけ¿?
…待て

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