第16話

第十四話 SHR (学校編 完結!)
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2026/08/23 15:16 更新
笑理
よ~しお前らよくやった!
祝勝会だ!
Cクラスの15人が無事合格となり、祝勝会を行っていた。
その陰で、本部にてS.P.E.C.T.R.E.の全部隊隊長が一堂に会する会議が進行していた。
櫻井司令
まさかの緊急事態だ
尚、リモートで七席の二名が参加している
朝倉
どうせフォーム爺とヴォイド君でしょ?
櫻井司令
ヴォイドは仕事でな
アーカイブだ
御影
フォーム爺さんは暇しちゃいけない人だろ
七席の発足理由を理解してほしい
ゼロ
誰が参加しても話は変わらん
本題は?
櫻井司令
ルルイエだ
沈黙。
「ルルイエ」という言葉が何を示すのか、言葉を交わせずともこの場にいるものは全員理解していた。
榊原
おい
”アレ”のほつれとか言うなよ?
櫻井司令
…残念だが可能性はある
聞いての通り”学校”で襲撃があった
アストラルと謎の触手。
そして”アレ”がほつれた可能性。
榊原
いくら1000年前の代物といえど裏式部の本気だぞ?
それに敵の罠じゃないのか?
御影
自衛団…やつらが?
場が沈黙に包まれた。
もしそんなことがあれば、日本どころか世界、宇宙が終わる。
そんな沈黙を破ったのは朝倉だった。
鞄からスケッチブックを取り出し、絵を描いていく。
朝倉
はい、これどう?
櫻井司令
またアバンギャルドな絵を描いたな
朝倉
いい加減皮肉はやめて
これは朝倉の能力「未来予想図(アバンギャルド)」だ。
未来に起こることを事前に絵として表現する。
書かれた絵はどれも抽象的で、何を示すのか考察する必要がある。しかし、そんな欠点も情報部部長の頭脳によれば些細なものでしかない。
ただ一つの欠点は、自分のタイミングで絵を描けないことだろうか。

今回の絵はタコの触手がトライデントに巻き付き、空には裂け目が走っている絵だった。
ゼロ
今回はまだわかりやすいな
御影
トライデントが解かれ、クトゥルフが起きるんだろう
想像すらつかんな
櫻井司令
七席の初任務だな
ヴォイド、アーカイブ、フォームの三名に出動要請する
榊原
逆に三人でいいの?
ゼロ
変に晒せば戦力がバレるし本国は手薄になる
それにまだ調査、既に起きてるわけじゃない
もちろん”タグ”は持たせるよな?
櫻井司令
ああ、海底都市・ルルイエ
間違いなく何かあるぞ
祝勝会から一変、翌日の学校は静まり返っていた。
笑理
ってことでお前たちには実地研修って感じで、ルルイエ調査隊に入ることになった
今回の臨時合格は異例の事態で、規定では大規模作戦に参加し、結果を残すことで完全な合格となるそう。
とはいえ、これは建前のようなものなので合格と取っても構わないらしい。
笑理
それと、隊員辞退者の補充として数人編入することになった
入ってこい
話では襲撃がトラウマになって辞退者が出たそう。
その分の補充で優秀者をスライド合格にしたというわけだ。

そして教室の扉が開き、三人入ってきた。
一人は誰かわからなかったが、二人はわかった。
何より、最後に入ってきた一人が伊織を驚かせた。
緑
私は中根緑
初めましてCクラスの皆さん
水城
水城静香よ
また会ったわね、爆発野郎
紅太
お久しぶりです、赤井紅太です
伊織
紅太!?
アストラル
申し訳ございません
ニャルを奪いたかったのですが神格がおり…
"あのお方"
「「仕方あるまい、七席だろう」」
アストラル
七席…?
"あのお方"
「「S.P.E.C.T.R.E.最高戦力の七人の事よ」」
アストラル
そんな兵器を隠し持っていたとは…
ですがルルイエは我々の庭、失敗はないでしょう
"あのお方"
「「気を抜くなよ」」
アストラル
ありがたき、お言葉
次章予告

――海の底に、都市がある。
かつて存在したはずのない文明。海底に眠る巨大都市――ルルイエ。
そこには、地上の人類が知らない「怪異」と「神」の歴史が刻まれていた。
S.P.E.C.T.R.E.は、ルルイエ自衛隊との共同調査を開始。

都市の最深部に突き刺さるトライデント。それは何かを封じているのか。
それとも――

そして、海底で目を覚ます巨大な影。ニャルが初めて見せる、怯えた表情。
これは、怪異を倒す物語ではない。世界が、神話に呑まれる。

NØVA ― 海底都市編 ―

「その海には、神がいる。」

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