第26話

26 守るために
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2023/01/25 03:00 更新




ゆうside




れる
ゆうくんはあなたの下の名前のこと好き?






車に入ってかられるちは僕と一度も目を合わせずに勝手に話を進める




れるちもあなたの下の名前が好き




うすうす、というかメンバーはみんなそうなんだよな


みんながあなたの下の名前に対する見方はただのメンバーといえるほど簡単じゃなかった





くにおなんて好きだだ漏れでグループとしての形がなかったら彼氏と勘違いされてもおかしくないほど




かくいう僕もそのうちの1人なんだけど







ただ、もしこの質問に真剣に答えてしまえば

本当の気持ちをメンバーに話してしまえば





僕たちはこのままグループとして活動をすることができるかわからない





ましてや個人が集まった無名の歌い手のグループだ


解散した後の将来に保証なんてない







せっかくここまできたのに



僕らは1人じゃ何もできないのに






 

僕にはグループが必要だった




如月ゆう
メンバーとして
如月ゆう
あなたの下の名前を好きだよ









嘘だ。



僕だって好き







れるちがあなたの下の名前を想う気持ちより僕の方が好き




だけど、ここで我慢しないと、


ここで踏ん張らないと




この先僕らに未来なんてない





一つの嘘でこのグループを守れるなら


僕の我慢なんて安いものだ




れる
そっか、
如月ゆう
それ、他のメンバーには言ったの?
れる
ううん、
れる
ゆうくんだけ
如月ゆう
ゆさんは黙っとくかられるちも
他のメンバーには言わないでおこう?
れる
、、、
如月ゆう
このグループを守るためだよ
如月ゆう
れるちお願い
れる
わかった。
れる
ゆうくん、ありがとう




信号にかかる


黄色から赤に変わって車はスピードを落とした








れる
うわ〜霜かかってるよ!!
如月ゆう
いいね!
如月ゆう
これ何個か買って、、





車から降りるとれるちはまるでさっきとは別人のようにお肉の元へ一直線に走っていった


















れる
たっだいま!!!
🤍
おかえり〜
🤍
どうだった?
如月ゆう
美味しそうなの買ってきたよ!
れる
れる肉おさめるからちょうだい!
如月ゆう
重いよ?大丈夫?
れる
うんっ!!!




幼稚園児みたいにタッタッとかけていって冷蔵庫にお肉を入れていく



その姿をあなたの下の名前は微笑みながら見ていた




















如月ゆう
みんな〜ご飯できたよ〜


しーんとしたくにおの部屋を開けると



こえくんはくにくんの髪を掴み


くにおはこったんの手を恋人繋ぎして

だけどこったんはくにくんを握り返さず手を広げている







みんな画面に向かって難しい顔をしながらカタカタしたり、動画のチェック、メールの返信をしている




こえ
ゆーたんまん!!
くに
ゆさーん!
こったろ
ゆうくん!





パッとこっちを見る顔はまるで幼稚園児




かわいいなぁ











だけど、
















だけどこの3人もあなたの下の名前が好きなのか


如月ゆう
ご飯できたよ!!
こえ
わあああいあなたの下の名前のご飯だあああ
こったろ
あなたの下の名前が作ったの〜!?
如月ゆう
ゆさんもれるちも一緒だよ?
くに
3人ともありがとう〜





パソコンを閉じて、階段を駆け抜けるこえこたを見送り、くにおと一緒に下へ降りる








メンバーを見るとあなたの下の名前を思い出す











あなたの下の名前を見てもメンバーを思い出す




























後悔は嫌だな









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