小説更新時間: 2026/05/23 02:00
連載中
君に一生分の愛を捧げるよ

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画面越しに届く、夢主からの熱烈な愛。
配信で名前を呼ぶたび、コメントで返ってくるその言葉に、誰より救われていたのは俺の方だった。
そして訪れた、初めての握手会。
目の前に現れた夢主は、震える手で俺の手を握り、涙を堪えながら告げる。
「ばぁうくんが、私の人生のすべてです。一生、好きでいさせてください」
その瞬間、ばぁうの中で何かが弾けた。
(――俺の人生だって、お前に狂わされてるよ)
心の中で叫んだ言葉は、プロとしてのプライドが喉元で止める。
ばぁうは、彼女が愛してやまない「完璧な推し様」の顔で、耳元に顔を寄せ、あの低音ボイスで囁いた。
「一生分の愛、俺に捧げろよ。……俺もお前に、一生分の愛を返すから」
それは、ファンへのファンサに見えて、彼からの本気の求婚だった。
けれど、握手の時間はわずか数秒。
剥がしのスタッフの手によって、二人の手は無情にも引き離される。
「お前の『一番』になりたい。でも、お前の『推し』でいる限り、俺はお前の『男』にはなれない――」
これは、自分を愛してくれる「リスナー」を、
一人の「女」として愛してしまった歌い手と、
彼を「神様」として崇めるリアコな君の、甘くて切ない禁断の物語。
配信で名前を呼ぶたび、コメントで返ってくるその言葉に、誰より救われていたのは俺の方だった。
そして訪れた、初めての握手会。
目の前に現れた夢主は、震える手で俺の手を握り、涙を堪えながら告げる。
「ばぁうくんが、私の人生のすべてです。一生、好きでいさせてください」
その瞬間、ばぁうの中で何かが弾けた。
(――俺の人生だって、お前に狂わされてるよ)
心の中で叫んだ言葉は、プロとしてのプライドが喉元で止める。
ばぁうは、彼女が愛してやまない「完璧な推し様」の顔で、耳元に顔を寄せ、あの低音ボイスで囁いた。
「一生分の愛、俺に捧げろよ。……俺もお前に、一生分の愛を返すから」
それは、ファンへのファンサに見えて、彼からの本気の求婚だった。
けれど、握手の時間はわずか数秒。
剥がしのスタッフの手によって、二人の手は無情にも引き離される。
「お前の『一番』になりたい。でも、お前の『推し』でいる限り、俺はお前の『男』にはなれない――」
これは、自分を愛してくれる「リスナー」を、
一人の「女」として愛してしまった歌い手と、
彼を「神様」として崇めるリアコな君の、甘くて切ない禁断の物語。
チャプター
全2話
964文字
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