あの後、勉強会が終わり、私はオルカ寮に帰ろうとしていたのだが、アドラ寮生に絡まれている

送ると言って聞かなかったランスが私と柄の悪そうなアドラ寮生の間に入ってくれている

私はランスの袖を握って、少し引っ張る

そうやって歩き出そうとした瞬間

場所が切り替わった？

いや、吹き飛ばされただけか？

でも、明らかに壁に叩きつけられた…

私はゆっくり立ち上がる

打った背中が痛い

図星すぎて何も言い返せない…

姉さんにも、周りに流されてばっかじゃダメだって言われてきてたけどなぁ

今もちょくちょく流されちゃってるし

私はランスの傍に駆け寄って、袖を掴み、行こうと促す

そう言って距離を取ろうとする

しかし

目の前に大きなハンマーが現れる

ヤバいと思ってランスと共に後ろに飛び退く

これは結構マズイぞ…

相手しなきゃいけないのでは…？

男の方の魔法でハンマーが飛んでくる

私はあの言葉が怖い

価値がない

意味が無い

私そのものを否定して、そして過去を思い出させる

体が動かなくなって

ランスが私を庇って…

脳内に駆け巡る懐かしき記憶

それと共に罪悪感で押しつぶされそうになる

そんな、反応の遅れた私にランスが軽くぶつかる

その言葉は何度も聞いた

なんで私は

結っていた髪の毛がはらりと落ちる

先程まで持っていた詩集もない

私は驚くべき光景を目の当たりにした

カフスが溶けている

そして溶けだした水は集まり、再凍結する

そしてそれは…

ツララちゃんの形を作る

ツララちゃんはそう言うと、杖をそいつらに向ける

そのタイミングで、男の方が持っていた本が浮き上がり、こちらもまた人の形をとる

ツララちゃんは、逃げようとしたそいつらの背後を氷で覆う

姉さんは詩集を開いて言葉が溢れ出す

何となくわかった気がする

私が星に魅入ってしまう理由

ランスが星の1つだから

ネメシスさんの事も、星だから

それに、近くにいてもあまり違和感がなかったのも昔から近くに居たからか

昔は仲良かったからな

お父様同士が仲良かったし

嗚呼、でも忘れちゃうなんて、あまりにも酷すぎる

そこだけはムネモシュネを許せないかな…w

私達は記憶を取り戻したことを喜びつつ、私を虐め？てきた人たちをボコボコにする姉さんとツララちゃんを眺めていたのであった

…( ˊᵕˋ ;)

毎日投稿46日目

いいとこまで行って終了だと思った？

まだまだ終わらんぞい！

なんてったって、ポラリスの謎があるからね！

あと、まだまだやりたいネタが溢れ出してるぜ！

あと2ヶ月ほど書き続ける予定だ！

お付き合いお願い致します