第6話

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2022/01/09 12:26
あなた
あなた
はあ、今日は一段と寒いな。
ドラコ
ドラコ
やあ、あなた。
あなた
あなた
ドっ、ドラコっ!!
ドラコ
ドラコ
あなた、その、この前は、ごめん。
あなた
あなた
えっ..。
ドラコ
ドラコ
その、この前、ポッターと喧嘩した時に、ひどいこと言ちゃった。
あなた
あなた
えっ、あ、そんなこと。わ、私だって、ドラコの事叩いちゃった。謝るのは、私の方だよ。本当にごめんなさい。
ドラコ
ドラコ
あれは、全然大丈夫だ。そんなことより、ひどいこと言ちゃって、あなたを傷つけた。ごめん。
あなた
あなた
フ、フフっ!!あはははっ!!
ドラコ
ドラコ
な、何かおかしいか?俺が謝るのがそんなにおかしいか?
あなた
あなた
ううん、やっぱり、ドラコは全然変わってないなって。
ドラコ
ドラコ
そ、そうか?
あなた
あなた
うん。私ね、ドラコとずっと一緒にいられると思ってた。いつか本当に結婚するんだと思ってた。でも、そんなの小さいときの戯言に過ぎないし、もう何年も前の事を話に出されても困るよね。ほんと、自分勝手でごめんね。
ドラコ
ドラコ
あなた、なんで、そんなに泣いているんだ?
あなた
あなた
えっ...。
慌てて、頬を触ったら、涙で濡れていた。


なんでだろう、拭っても、拭っても、零れ落ちてくる。
あなた
あなた
うっ、ひっ...っく..、ご..ごめ..ん。ひ..っく、もう..行く..ね..。
私はこんなに、みじめな姿をドラコに見られたくなくて、急いで、後ろを向いて、談話室に戻ろうとした。


すると、腕をつかまれた。

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