第5話

#04
1,982
2026/01/10 22:32 更新


禪院真希
…悪かったって、そんなに拗ねるなよ
あなた
…//

スタバにて…
すっかり照れて真っ赤になってしまったあなたは、赤みの残った頬でムスッとしながらドリンクを飲み続けている
禪院真希
別にあなただし、1着ぐらいいいの買ってもいいと思うけどな
あなた
な''っ///
禪院真希
憂太は喜ぶと思うぞ〜
あなた
も、もー!揶揄うのはその辺にしてよ!////
禪院真希
(可愛いな)

スマホを開いてみれば話題の憂太からの通知が1件

憂太の返信は一旦無視して、「あなたの機嫌を直すにはどうすればいい?」と入力して送る

禪院真希
あ、さっきの服の金払ってなかったな
禪院真希
はい
あなた
いやそんな、悪いよ!受け取れないって!
禪院真希
私が良いって言ってんだよ、ありがたく受け取れ
あなた
じゃ、じゃあ…ごめん、ありがとう
禪院真希
その代わりそれ、憂太の前で一度は着ろよ
あなた
うん!真希ちゃんの保証付きなら張り切って着ていけるよ!


〈乙骨side〉
ようやく真希さんから返信が来たと思って飛びつけば、内容は唐突な質問だった

いくつか機嫌直しの提案をしつつ、「何かあったんですか?」と聞いてみる



少し喉が渇いたのでペットボトルのお茶に口をつけて流し込んだ次の瞬間


ピロンッ

「お前の喜びそうな下着を選んでやろうとしたら拗ねられた」


乙骨憂太
グフッ、ゴホゴホッ、ゲホッ、〜っ、?!////


当然のようにお茶で豪快にむせてしまう


さらにお茶を流し込んでなんとか息を整えた

…さっきから真希さんはなんで爆弾ばっかり落としてくるんだ?!

はぁどうしよう、でもそれは僕のことをちゃんと好きでいてくれてるってことでいいのだろうか
そもそも、こんなに僕があなたのことを心配するのには理由がある



あの日はデートで待ち合わせをしていた日
あなたはいつも少し早めに到着してくれるけど、その日はそれが仇となった

僕が着いた頃には彼女は男性2人組に詰め寄られていた
男性
ねえお姉ちゃん、誰か待ってるの?
男性
俺らと一緒にデートしない?
あなた
あ、あのー、私先約があるので
男性
え?いいじゃん可愛いんだしさ?
あなた
その!今日は〜っ…
乙骨憂太
彼女、これから僕とデートなんですよ
乙骨憂太
それじゃ失礼します

乙骨憂太
行こう
あなた
あ、うん!ありがと!


その日僕は気づいた


あなたはその優しさ故に断るのが苦手で流されやすいことに



つまり、僕がいなかったら簡単に他の男の手に渡ってしまうかもしれないということに

乙骨憂太
僕が海外にいるうちに日本で他の男に詰め寄られてたら…
考えれば考えるほど心配になって来た
どうしよう、あの時のことを思い返してみればなおさら不安すぎる




今日は日曜日のはず、パンダくんと狗巻くんが一緒にいるであろう平日に聞くことにしよう
乙骨憂太
…パンダくんたちを頼るか…


作者
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