スタバにて…
すっかり照れて真っ赤になってしまったあなたは、赤みの残った頬でムスッとしながらドリンクを飲み続けている
スマホを開いてみれば話題の憂太からの通知が1件
憂太の返信は一旦無視して、「あなたの機嫌を直すにはどうすればいい?」と入力して送る
〈乙骨side〉
ようやく真希さんから返信が来たと思って飛びつけば、内容は唐突な質問だった
いくつか機嫌直しの提案をしつつ、「何かあったんですか?」と聞いてみる
少し喉が渇いたのでペットボトルのお茶に口をつけて流し込んだ次の瞬間
ピロンッ
「お前の喜びそうな下着を選んでやろうとしたら拗ねられた」
当然のようにお茶で豪快にむせてしまう
さらにお茶を流し込んでなんとか息を整えた
…さっきから真希さんはなんで爆弾ばっかり落としてくるんだ?!
はぁどうしよう、でもそれは僕のことをちゃんと好きでいてくれてるってことでいいのだろうか
そもそも、こんなに僕があなたのことを心配するのには理由がある
あの日はデートで待ち合わせをしていた日
あなたはいつも少し早めに到着してくれるけど、その日はそれが仇となった
僕が着いた頃には彼女は男性2人組に詰め寄られていた
その日僕は気づいた
あなたはその優しさ故に断るのが苦手で流されやすいことに
つまり、僕がいなかったら簡単に他の男の手に渡ってしまうかもしれないということに
考えれば考えるほど心配になって来た
どうしよう、あの時のことを思い返してみればなおさら不安すぎる
今日は日曜日のはず、パンダくんと狗巻くんが一緒にいるであろう平日に聞くことにしよう













編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。