あなたside
ジョシュアと出会ってからどれだけ月日が経っただろう
私のお腹は妊娠中とひと目で分かるほど大きくなり
最近ではお腹が赤ちゃんに蹴られることはあたりまえに
最初は不安しかなくて
赤ちゃんが大きくなるのが怖かった
でも、今では大きくなるお腹や胎動に嬉しくなる
それは全て今隣にいる人のおかげだろうな
そう言って私の手を引くジョシュアの背中を見て
ジョシュアがこの子のパパだったら
なんて思ってしまったことは私だけの秘密。
そんなこんなで忙しく過ごしてると
もう、予定日の1週間前となっていた
正直いつ陣痛が始まるかわからないから不安しかない
でも、いつでも電話が出れるように
ジョシュアは常に携帯を持っててくれるし
陣痛が始まったらのイメトレをジョシュアと一緒に
何回もしたから心の片隅では安心感もある
今日は朝から生理痛のような痛みがあり体が重たかった
この感じは前にお医者さんに出産の前兆に多いと
言われてたので一応ジョシュアに連絡しておいた
ジョシュアがここに着くまで少し時間があるので
準備しておいた入院セットを玄関に置き
トイレに行くと俗にいう『おしるし』が出ていた
これはもう少しだと思うと少し体に力が入った
すると、玄関から私を呼ぶ声がしたので出ると
少し焦った顔をしたジョシュアがいた
ジョシュアは玄関の荷物を取り
私の手をしっかり掴んでゆっくり車に乗せて
病院へ向かってくれた
【病院】
お医者さんに言われると急に実感が湧き
不安がさらに強くなってしまった
そう言ってお医者さんの目はドアの小窓から見える
ジョシュアの姿の方を見ていた。
ジョシュアの姿を見るとそれだけでなぜか安心して
さっきの不安が嘘のようになくなった
〜2日後〜
さっきまで普通に過ごしていたのに
急に子宮が締め付けられる感覚がきた。
ナースコールを押すとすぐにお医者さんが来てくれた
その後陣痛室に移動し痛みに耐え続けてると
急に頭を撫でられる感覚がして上を見上げたら
心配そうなジョシュアがいた
そして数時間後ただでさえ痛いのに
それをさらに上回る痛さが来た
本当に限界だと思ったし
正直もう、出産をやめたいとか思っていた
そしてまた、数時間後
それを繰り返し何時間か経ったとき疲れで
頭はボヤボヤだがいつのまにか私の腕の中には
小さな小さな赤ちゃんがいた
その子を見た瞬間涙が止まらなくなり
汗と涙で私の顔はグチャグチャになった
そう言って私と同じように涙するジョシュアは
私と赤ちゃんごと優しく抱きしめてくれた
泣きすぎでかカラカラの声で伝えると
先生は微笑み赤ちゃんを私から受け取り
いろいろ処理をしてくれた
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【現在】
そう、こうやって
今公園で元気に走るソアが生まれたのだ















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。