今考えれば , それすらも間違いでしたけどね
まぁ , その時の私は深く考えていなかったんです
なんせ , 自覚ずらしていなかったのですから .
そうして 恋心 は見て見ぬふりをして ,
豹馬 との時間は過ぎてゆきました .
ピコンッ
まるで来て欲しくないともいいたげな声色で呟く .
答えが出ない疑問を頭にめぐらせながら ,
今日も1人部屋でゲームをする .
やけに静かな部屋に , 1人私の声が響く
『 負けたくなかったな... 』
なんて独り言を呟きながらも , 連絡を返そうと
スマホに触れる .
その瞬間 , ロック画面に通知が追加された
その名前に , 私の胸は高鳴った
𝑁𝑒𝑥𝑡➯➱➩
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!