第18話

【短編】重なる手のひらの温もり 〜僕たちの特別な夜明け〜
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2026/01/24 03:00 更新
1. 深夜の叫び
時計の針が深夜の2時を回った頃。静まり返った家の中に、莉犬くんの悲痛な泣き声が響き渡りました。
莉犬
「う、うわぁぁぁん!!……いたい、……いたい……っ!!」
その声に真っ先に反応したのは、隣で仮眠をとっていたるぅとくんでした。
るぅと
「莉犬!? ……あぁ、体がまた熱くなってる……」
莉犬くんの額に触れると、昼間よりもさらに熱が上がっているのがわかりました。るぅとくんは手際よく冷蔵庫から冷えピタを取り出し、莉犬くんの熱いおでこにそっと貼りました。
るぅと
「ひんやりして気持ちいいですよ。……大丈夫、莉犬。僕がついてます」
2. どこがいたいの?
泣き続ける莉犬くんの異変に気づき、ちぐさくんも飛び起きて駆けつけました。
ちぐさ
「莉犬くん! どうしたの!? ……よしよし、お兄ちゃんだよ。どこが痛い? 教えて?」
ちぐさくんは莉犬くんを抱き起こし、優しく背中をさすりながら問いかけました。莉犬くんはちぐさくんの胸に顔を埋め、震える声で絞り出すように答えました。
莉犬
「……っ、……おなかっ、……おなかが、いたいの……っ(泣)」
ちぐさ
「おなかか……。るぅとくん、お願い!」
3. 深夜の腹部診察
るぅとくんは再び診察道具を手に取り、莉犬くんのパジャマのボタンを優しく外しました。
るぅと
「莉犬、お腹もしもしするね。……ちょっと冷たいかもしれないけど、頑張ろうね」
るぅとくんは聴診器をお腹に当て、腸の動きを確認します。その後、温めた手で莉犬くんのお腹を優しく触り始めました。
【診察内容:腹部触診】

1.圧痛の確認
るぅと
「ここは痛いかな? ……ここは? ……うん、熱による胃腸の疲れと、さっきのパニックのストレスが溜まっちゃったみたいだね」
2.ガスの確認
るぅと
「少しお腹が張ってるね。ゆっくり『の』の字にお腹を撫でてあげますからね」
るぅと
「悪い病気じゃないですよ。ちぐさくん、このまま莉犬のお腹を温めてあげてください。それが一番の薬になります」
ちぐさくんは「わかった」と力強く頷き、莉犬くんのお腹に大きな手を当てて、彼が安心するまでずっと温め続けました。
4. 賑やかな朝とお見舞い
翌朝。カーテンの隙間から柔らかな朝日が差し込む頃、莉犬くんの熱はようやく微熱まで下がっていました。
そこへ、玄関のチャイムが鳴りました。
ななもり
「おはよー! 莉犬くん、体調どうかな?」
まぜ太
「昨日はごめんな! 驚かせるつもりなかったんだ。お見舞い持ってきたぞ!」
なーくんとまぜ太くんが、莉犬くんの好きそうなゼリーやプリンを抱えてやってきました。
莉犬
「……なーくん、……まぜたくん……(ニコッ)」
莉犬くんの少し元気になった顔を見て、まぜ太くんはホッとしたように胸をなでおろしました。
まぜ太
「よかった〜! ちぐ、お前の弟、本当に可愛いな。昨日はびっくりしたけどさ!」
ちぐさ
「あはは、でしょ? 俺の自慢の弟なんだ」
ななもり
「莉犬くん、今日はなーくんたちも一緒にいるからね。ゆっくり治そうね」
ちぐさくん、るぅとくん、なーくん、そしてまぜ太くん。 たくさんの「お兄ちゃん」たちに囲まれて、莉犬くんの心には、昨日の怖かった記憶を消し去るような温かな風が吹き抜けていくのでした。
(なまえ)
あなた
どうでしたか?
執筆のポイント!
・深夜の緊迫感: 夜中に熱が上がるという「病中あるある」の不安な状況を描きました!
・るぅとくんの的確な診察: 単に看病するだけでなく、しっかり原因(ストレスや熱の疲れ)を見抜く姿を強調しました!
・ちぐさくんの温もり: 「お腹を温める」という、お兄ちゃんならではの直接的なケアを入れました!
・爽やかな結末: 前回の「驚き」を越えて、まぜ太くんたちが「莉犬くんの味方」として再登場するシーンで温かく締めくくりました!
さらに続きや、別のシチュエーション(例えば「元気になった莉犬くんがみんなにお礼をする話」など)が見たい場合は、いつでもリクエストしてください!

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