【たっつん】
午後、この静かな病院で事件が起きた
非常ベルが鳴った
ちょうどお昼休憩で、患者のところにゆあんくんしかいない状態だった
医者組はみんな立ち上がる
全員で走って、患者の病室に行く
みんな耳を塞いでしゃがんでいた
ゆあんくんはうりとるなのそばにいた
それぞれがその患者のところに行く
俺もじゃぱぱのところに行く
耳を塞ぐじゃぱぱを抱きしめる
一度みんな安心させる
それから避難しよう
【えと】
少しずつ話せるようになったのあさんがはっきり喋れる
それほど怖いんだろう
【どぬく】
もふくんの反応はやけに慣れていた
そういいながらも怖いものは怖いのか
手が震えていた
【ヒロ】
やばい、不安からかフラッシュバックしてるッ
うりは人一倍怖がりだから
我慢するから
溢れ出た時、1番大変だ
【ゆあん】
みんなでしりとりをしていた時に非常ベルがなった
その瞬間みんなが耳を塞ぐ
もふくんは慣れているのか近くにいたじゃぱぱとのあさんを撫でていた
俺は隣にいた、うりとるなを撫でていた
なおきりさんがちょうどその間にいて何もしてあげれなかった
耳を塞ぐ力が強過ぎて少し血が出ていた
1人にしたくない
でもうりとるなはこの患者の中でも小さくて
うりはいつもと違う様子で怯えてて
るなはくっついて離れなかった
行きたくても行けなくて、早く医者組が来るのを待ってた
みんながきて安心してなおきりさんのところに行く
なおきりさんの手を解こうとするけど異常に力が強くて離せない
多分だけど、非常ベルの音と事故の音が似ているのだろう
だから色々と込み上げてきているのかなって思った
何をしても落ち着かない
いち早くそばに居てあげられなかったし
なおきりさんが苦しんでいるのに何をできない
そんな自分が嫌になる
えとさんに渡されたものは鎮静剤
えとさんはすごいな
すべて想定して動ける
俺にはできない
なにをしてあげれない
みんなそれぞれ落ち着かせられて、後は俺だけらしい
鎮静剤を入れてからなおきりさんの力が弱くなった
急に力が抜けて倒れそうななおきりさんを支える
おんぶをしてみんなの方を見る
【シヴァ】
ゆあんくんがずっと撫でてくれていたおかげがるなは少し落ち着いていた
少し怖がってるけど、大丈夫そうな顔
少しずつるなは成長している












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。