第39話

epilogue
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2025/04/23 09:00 更新
br side
彼女の部屋の前に辿り着いて、
君が部屋のドアを開けた瞬間。

僕は君に魔法を使った。

















br『  操人形doll

















その瞬間、意志を失ってだら、と
その場に倒れ込む君の顔が、本当に可愛らしい。


──────────でも、全部君が悪いんだよ。



この前、らっだぁさんの国に行った時だって

らっだぁさんに髪触られた理由って嘘だよね。
それぐらい分かるよ。だってあなたの事だもん。

あなたの事なら何でも知ってたし。
らっだぁさんなんかよりずっと知ってる。




だから、僕だけのものって示せるように、
僕のものだって示すように

ネックレスだってあげた。

可愛らしい君の首元が僕で染まってるのが
本当に大好きだった。



だから、そんな僕だけのあなたが、
そんなあなたの強さが、

らっだぁさんにも、皆にも、知られちゃうのが嫌だった。
君が幹部の練習会に出るのは本当に嫌だった。



やっぱりそこで強さが知られちゃって
みんな今までやってきたこと、無かったことにして。

其れって狡くない?

そんな狡いヤツら、あなたに必要じゃなくない?

必要なの、僕だけじゃない?



だからさ。

















br『  転移teleport

















これから、この国を

















br『  燃やしちゃおうよ、あなた。  』

「 … 分かった。 … ファイア

















あなたは僕の言うことを直ぐに聞いて、
魔法を直ぐに放った。


スマイルなんかに向けた、優しい炎じゃない。
シャークんなんかに向けた、生温い炎じゃない。


それよりももっと、もっと。

今までのあなたの憎しみと、劣等感で彩られた、
どす黒い業火を─────────

















「  燃やしたよ  」

br『 燃えちゃったね 』

















君のためなら、母国だって、仲間邪魔者だって殺せる。
それぐらい、僕は君を愛してる。

鮮やかに燃える焚き火白尾国に彩られる君は
本当に美しくて、真っ黒だ。


ほら、今きっと僕は光の無い真っ黒な瞳をしてるんでしょ?
お揃いだよね、いつだって愛してるから。






ああそうだ、もう1つ邪魔者がいたね。
運営国に行かなきゃ。

僕とあなたの幸せな世界の為に、
邪魔者は全部排除しなきゃね?



    「  この世界物語は2人だけでいいから  」
 # 惹肉狂食  𝒆𝒏𝒅

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