バァァン!!
聞き覚えのある凄まじい音に、中原中也は目が覚めた。
自身の行動を振り返りながら、太宰兄妹への怒りと、自身への呆れを呼び覚ましていた中原。
聞き覚えがありすぎる音がした方を見ると
その後、なんやかんやで悪戯と言うなの爆発は成功。
それから2人は中原の叫び声と爆発音をバックに、そそくさと逃げ出したのだった。
あ、そういえば。
と呟く太宰兄。
珍しい事に、太宰兄はあなたに別れを告げ、友達が待っているであろうBARに向かったのだった。
先程のプチ愚痴会議を、あなたは一方的に中原と行っていた。
中原はと言うと、時々相槌をしながら、先程太宰兄妹に爆破された報告書を死んだ目で書き直していた。
幸い、まだ少ししかできていなかったので、それは不幸中の幸いだろう。
俺はいい迷惑だがな、と続け、報告書を書き直している中原。
まだ理解の追い付いていないあなた。
しばらく、この状況は続いたようだった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。