第3話

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2022/10/29 23:56 更新
バァァン!!
聞き覚えのある凄まじい音に、中原中也は目が覚めた。
中原中也
(…寝てた…?)
中原中也
(俺は確か…任務終わりにあの糞鯖兄妹が押し付けてきやがった報告書をやってて……)
中原中也
(………なんで律儀にやってんだ、俺…)
自身の行動を振り返りながら、太宰兄妹への怒りと、自身への呆れを呼び覚ましていた中原。
中原中也
……?
聞き覚えがありすぎる音がした方を見ると
中原中也
………あ"?
太宰治
やァ中也。
あなた
遊びに来たよ♡
中原中也
………あァ、報告書を手伝う気になったんだな、よし、ならそこに何故か俺の机に積まれてる手前らの仕事が有るからな、存分に持ってけよ。
太宰治
はぁ?なんでよ嫌だよ。
あなた
そうそう、言ったでしょ?私達はちゅーやで遊びに来たのだよ。
中原中也
………手前今なんつった?
太宰治
中也"で"
あなた
遊びに来た♡
中原中也
おう、取り敢えず死ね。


















その後、なんやかんやで悪戯と言うなの爆発は成功。
それから2人は中原の叫び声と爆発音をバックに、そそくさと逃げ出したのだった。
あなた
あー、面白かった。
太宰治
相変わらずあの蛞蝓の反応は面白いねェ。
あ、そういえば。
と呟く太宰兄。
太宰治
今日、織田作と安吾と飲む日だ。
あなた
織田作……、?
あなた
誰?それ。
あなた
それに安吾って…あの丸眼鏡でしょ?
あなた
誰なの、ねぇ。
あなた
治………?
太宰治
あァ、あなたには言ってなかったね。
太宰治
織田作というのはね、僕の友達だよ。
太宰治
安吾もそう。最近知り合って、良くバーで飲むように成ったんだ。
あなた
………そう、じゃあ仕方ないね。
あなた
(…最近、夜居なかったのはそれか。)
あなた
(治の言いようからして、隠してた気はなかったようだし、まァ、いいか。)
太宰治
じゃあ、私は行くね。
あなた
………うん。
珍しい事に、太宰兄はあなたに別れを告げ、友達が待っているであろうBARに向かったのだった。



















あなた
って言って、治行っちゃったのだよ!酷いと思わない?!
中原中也
へーへー、そうだなァ。
先程のプチ愚痴会議を、あなたは一方的に中原と行っていた。
中原はと言うと、時々相槌をしながら、先程太宰兄妹に爆破された報告書を死んだ目で書き直していた。
幸い、まだ少ししかできていなかったので、それは不幸中の幸いだろう。
あなた
然も、私の知らないところで友達作ってるし…ほんと、信じられない…
中原中也
つーこたァ、お前は唯寂しいってことでいいのか?
あなた
………は?!一寸待って?!なんでそうなるの?!一瞬この私が理解遅れたのだけど!!!
中原中也
だってそうだろ?糞鯖が知らぬところで友達を作ってて、知らぬところで友達と飲んでる。
中原中也
ンで、今日もさっさと飲みに行って、自分を置いてった。
中原中也
で、寂しくなって俺んとこに来たんじゃねぇの?
俺はいい迷惑だがな、と続け、報告書を書き直している中原。
あなた
……?!………?!?!
まだ理解の追い付いていないあなた。
しばらく、この状況は続いたようだった。

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