昔━━━━━━━━━━━━━━━
ころん目線
僕の髪の毛を引っ張る。
痛い。離して。
兄弟たちが僕を見つめる。
とても悲しそうな目のような哀れだと嘲笑うような目
なんとも言えない目だった
今日も殴られた。
おしおき。この言葉が僕を苦しめた。
殴られては蹴られ、とっても痛かった。
でも次100点取ればほめられるから
僕が行けなかったから、僕が
殴るのは止まらない。
でも抵抗しようとは思わなかった。
だって僕が悪いから。
僕が、、悪い子だから。
そして日に日にテストの点数が悪くなっていった。
そしてついには赤点組にもなってしまった。
そしてお兄ちゃんに聞かれた、
全てを見透かされたような気がした。いや見透かされた。
そうだ、僕は100点ぐらい取れる。あたりまえだ。
でもなぜ僕が赤点をとるのか。
僕の思考回路で自分にぴったりな言葉が見つかった。
それは
暴力を我慢すれば、親を独り占めできたから。
みんなには分からない特別感があったから
ただそれだけ。
この愛情しか知らなかった。要らなかった。
そして僕の心は完全に閉ざされた。
父親目線












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。