第33話

3人で·····
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2024/05/23 04:51
和と、あなたが、帰ってくる。
今日までに舘さんに手伝ってもらって粗方の準備は出来た。

ドキドキしながら病室に行くと、あなたのお母さんが、せっせと荷物を片付けていた。




あなたの母
「あら、ラウくん、お迎えありがとうね。仕事大丈夫?」


ラウール
大丈夫ですよ。今日から育休取りましたから。
(なまえ)
あなた
お母さん、心配しすぎだよ。
あなたの母
「心配で最強の助っ人用意したのに。ねぇ、涼太くん?」
宮舘涼太
うふふ。最強と言えば最強ですよね。
ラウール
あ、舘さん来てたんだ·····最強すぎるねぇ。
(なまえ)
あなた
最強って、まぁ最強だけどさ。
妹さんが双子なだけあって育児には慣れてるし、あなたとも、長い付き合いとはいえ·····。
慣れるまで手伝ってもらうことにして、とりあえず一緒に帰ることに。
車に乗ると、チャイルドシートに乗せた瞬間から、和が、泣き出す。あなたが、あやすしてなんとか、出発。

焦らないようにゆっくりね。って舘さんが声をかけてくれるけど、なかなか焦る。

車で家まで20分ちょっと、大丈夫か、心配。

あんまりにも泣いちゃって、途中でコンビニによって授乳したらお腹すいていたという·····。そりゃ泣き止んでくれないわ。

宮舘涼太
ラウ、運転お疲れ様·····。
ラウール
あ、ありがとう·····。びっくりしたなぁ。
宮舘涼太
よくとったよね。免許·····。2週間で取ったんだって?
ラウール
うん。最短で取れるっていうコースで。チャンスなくてそこしか。紹介する?
宮舘涼太
お願い笑笑。
舘さんが車の窓口叩いて、終わったか確認してる。
あなたも、反応して、窓開けてくれる。
(なまえ)
あなた
おしりふきどこ入れたか分かる?
宮舘涼太
え?オムツ?のとこよ?取れない?開けるよ?
ドアを開けて荷物を探して目的のもの渡す。
兄妹みたいに見えるふたりが、本当にうらやましい。
ドアをしめて、助手席に乗り込むと、僕も運転席に乗り込む。
お茶を渡してあげると、チャイルドシートに和載せて、
ゴクゴク飲み始める。あなた

(なまえ)
あなた
喉乾いてたのよ。助かるー。
脱水になるわぁ·····。
ラウール
車出すよー。もうすぐお家つくからね。
声掛けてエンジンをかけると、すぐ、和と、あなたが、眠り出した。穏やかな顔で·····。
新しい生活が始まる。最強の助っ人と、共に。

でも、まだお兄ちゃんズとは、離れられないみたい。

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