第27話

どうして⋯。
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2024/04/23 03:00
次の日休みを取って病院に行くあなたに、一緒に行けない自分がいてショックだった。

LINE見てびっくりするほどの事実が、そこにあった。
(なまえ)
あなた
「ラウどうしよう⋯妊娠5ヶ月だって。」
ラウール
「え?」
驚きすぎて立ち上がった僕を阿部ちゃんが見上げる。
阿部亮平
どうしたの?ラウ?
ラウール
あなたちゃんを、妊娠させてしまったみたい⋯。
阿部亮平
え??
宮舘涼太
ラウ今なんて言った?
タイミング悪く舘さんが楽屋に入ってきてしまって。
胸ぐらを掴まれた。
宮舘涼太
あれほど、そういう事するなら、ちゃんと避妊しろって!
俺言ってきたよなっ!
阿部亮平
舘さん落ち着いて!どっちにしろもう産むしかない。ラウは、この後仕事無いからあなたちゃんとよく話して。
ラウール
僕どうしたらいい?⋯
宮舘涼太
別れろ。お前の子じゃなくて俺の事として育てるから、
お前はあなたの前から消えてくれ。物理的に。
ラウール
嫌だよ!すぐバレちゃうよ?僕の子って。
阿部亮平
そうだよ。何よりあなたちゃんが首を縦に振らない。
結局、家に帰ると、あなたはソファーの隅で小さくなってて。
横に座って抱きしめた。
舘さんは、僕たちが若いので苦労すると思ってきつい言葉を投げかけてくれたと思ってる。
だから僕は帰りにあるものを貰いに行ってから帰ったんだ。
ラウール
あなたちゃん、入籍しよう。
(なまえ)
あなた
え?
ラウール
2人とも本籍は都内で戸籍謄本いらないし。サインして証人2人書いてもらってるから、提出できる。

今日帰りに実家寄ってお兄ちゃんと、お父さんに書いてもらってきたの。
あなたちゃんの実家にも行って頭下げてきた。
順序逆ですいませんって。

うちの両親も、あなたちゃんのお父さん、お母さんも、
喜んでくれてた。
だから、2人でサインして明日区役所出しに行こう。

僕が責任取るよ。
(なまえ)
あなた
ラウ⋯。
ラウール
暫くは海外の仕事入れないようにお願いするし。入籍についても公表するから。
あなたちゃんはボールペンをもつと、フラフラとサインして、記入終わらした。
僕もドキドキしながら記入して、あとは提出するだけになった。

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