第26話

続く体調不良
77
2024/04/21 06:35
風邪ひいた辺りから、体調不良が長く続いてる。
あなたちゃんは、顔に出さないぐらいポーカーフェイスで。

(なまえ)
あなた
ゴホッゴホッ。ゴホッゴホッ
宮舘涼太
また、喘息?病院は?
(なまえ)
あなた
忙しくて行ってない。
宮舘涼太
だと思ったよ。はいこれ。
先生に無理言って貰ってきたから。
(なまえ)
あなた
ありがとう⋯。
宮舘涼太
ご飯食べてる?ちゃんと寝てる?
一人暮らし始めたばっかりの大学生と、お母さんみたいな会話をしている2人を遠目で見る、翔太くんと佐久間くん。

確か産まれながらに、肺が小さいんだっけ。
あなたちゃんも言ってたし吸入器切れてたんだ。
やっぱり連れていけばよかった。

ラウール
大丈夫? 調子悪いの?
(なまえ)
あなた
吸入器、きれちゃったのバレちゃった。
宮舘涼太
笑い事ではありませんよ!
ゲンコツをする振りをする、舘さんに、えへと笑うあなたちゃん。
ラウール
本当に気をつけて⋯。心配になる⋯。
(なまえ)
あなた
うん。明日おやすみ午前中貰ったから行ってくるよ。
何かあったら連絡するから、心配しないで。
ラウール
わかったよ。僕これから次があるから、行くけど。
なんかあったら⋯連絡して。⋯ね?
(なまえ)
あなた
わかったよ。
宮舘涼太
俺だけしか見てないけど、俺だけしか君たちの同棲は知らないけど、バレないようにしてね。
頼むよ。
阿部亮平
いや、俺も知ってるからね。
通りすがりの阿部ちゃんに、驚いた僕たちの横をニヤリと笑う阿部ちゃん。

ほらっ行きますよ。と阿部ちゃんの背中を叩くあなたちゃん。

でも、僕らはこの時ただの体調不良だと、思ってたんだ。

プリ小説オーディオドラマ