何気なく送っている日々はある一言で変わってしまうんだ。
僕の友達の岡﨑くんは口数も少なく、人見知り気味で
いじめにあっていた。
休み時間、放課後。
少しの合間があったら岡﨑くんはすぐに姿を消す。
あいつらに呼び出されて。
岡﨑くんとは授業中こっそりと話すくらいだ。
これが友達なのかは分からないけど、
岡﨑くんは僕を“友達”と言ってくれた。
ある日の休み時間。
岡﨑くんはいつも通り呼び出されて姿を消した。
こんな日々が続くのはもうごめんだ。
自分の“友達”が虐められて。
確かに今まで助けなかったのは僕だ。
でもやっぱり嫌だった。
急いで岡﨑くんの元に向かう。
案の定虐められている岡﨑くんがいた。
水瀬は学年1頭がいいと言われている。
もちろんクラスは特進クラス。
でも学年1頭がいいだけじゃない。
学年1“美人”とも言われている。
女の子に興味がない僕にだってわかるくらいだ。
フラれるに決まってる。
逆にフラれた方が好都合だ。
“3つ目”
と、指を3本立てながら条件を話してきた。
水瀬がすべて話し終わったあと、僕は
“わかった”
とだけ返事をして自分の教室へと帰っていった。
そして水瀬は、
僕の“恋人”となった。
作者です!
お久しぶりです!
もう3ヶ月くらい更新してなかったですね、すみません汗
見ていただいたらわかるようにセリフや物語の進み具合は全く違います!
全部を丸パクリしているわけではないので安心してください!
それではまた次回のお話で〜
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!